時間はあるのに時間がない

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いろいろと動きがのろい生き物だ。

うん、いや、実際はわりとせっかちだし、しゃべるのも早口だし、足は速くはないけどこまねずみみたいにちょこまかしてるほうだ。素早いと言うよりは落ち着きがない、のが正しい表現。いい歳してホントアレだわ。アレって何だ。

 

のろいのは、脳の働き。

とくにものごとをじっくりゆっくり考える時、わたしは相当な時間を要する。

たとえばブログ上に過去何本かわりと固め長め真面目な記事をアップしているが、これらは書きはじめから公開までたぶん4~5時間かかっている。

 

 

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書くこと自体には時間がかかるってほどではない。書きはじめると1時間もかからずすらすらと文字を量産することができる。

ただ、書きはじめるまでの脳内整理と、書き終えた後の推敲に時間がかかるのだ。

 

あと途中で止まった時も再開まですげえ時間かかる。

トイレとか、お茶入れてこようとか、来客とか、とにかくいっぺん中断すると中断時から再開することができない。

また頭からぜんぶ見直し読み直し組み立て直し。

一度途中で止まってしまうと最初にイメージしていたものとは全然違う仕上がりになっていることもそう珍しくない。

 

 そんな不器用な脳の持ち主ゆえ、時間の使い方がものすごいヘタクソ。

「30分」という時間を、通常人は「長い」と思うか「短い」と思うか。

わたしにとって30分って「ものすごい短い」。

 

たとえば仕事だったり、家事だったり、買い物や移動についての「時間の感覚」はたぶん他人とそう変わらない。

30分あれば食器洗って洗濯物取り込むことができるし、近くの店に行って買い忘れた海苔を買ってくることもできる。

だが「ものを考える」ことが伴う作業となると、途端にわたしにとって30分は「全然足りない、短すぎる、30分じゃなんにもできない」時間になってしまう。

 

 要するに脳内の「並列処理」ができないんだよな。

 

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30分後に控えている「なにか」に意識が行ってしまうから全然集中できない。

だったら予定を前倒ししてあとでまとまった時間が取れるほうがわたしにとってははるかにマシだ。

 

当然こうして何か書いたり考えているときには基本無音。

テレビやラジオなどの「言語情報」が伴うものは邪魔、雑音でしかない。

自分の思考の言葉に外部からの言葉が混じってしまう。

歌詞の付いた音楽ももちろんつけない。

正直、演奏のみのBGMでさえわたしの脳には余計な負荷になる。

 

 

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近頃はむぺむの自宅作業が増えている。

相変わらず激務続きではあるが、おなじ徹夜作業でも自宅でやれるのはありがたいことだ。

それ自体はわたしにとっても嬉しいことではあるのだが。

 

 

はむぺむが気になってまとまった思考ができないという意外な弊害が発生している。

 

 

まあこれはちょっと考えれば当たり前のことだった。

わたしの人生における優先順位は何をおいてもはむぺむ第一。

 

はむぺむがいない退屈な時間を埋めるためにやってる趣味としての思考なんだから、優先順位の高いはむぺむが在宅している以上、そっちに集中なんてできるわけない。

 

 

そういうわけで、そもそもTOP絵も追いついてないし、思考に費やす時間が必要になりそうな内容、結構なボリュームになりそうなので先送りになっている案件がいくつか。

 

書きなぐり書き捨てで行ければいいんだろうけど、そして本来はそういうタイプなんだけど、それをうまいこと制御してくれているのがTOP絵編集だったりもする。

それがめんどくさいおかげで推敲なしの乱文上げまくりという暴挙が防げている、って意味。

何が幸いするかわからんな世の中。

 

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