いろいろと書きたいことはてんこ盛りなんだが、きょうは仕事の話を。
現在のパート先はもうじき1年半になる。
作業は相変わらず楽しく、できることできないことの線引きも出来てきて、そのために作業時間も見込めるようになってきて、おかげでだいぶ自分の裁量でやらせてもらえるようになった。
つまりヤバそうなら早出して、手持ちがはければ時間前でもとっとと帰る、というのが許されるようになってきたわけだ。
コレはわたしにとって非常にありがたい。
時間曜日がっちり固定で作業がなくても帰れない、のがわたしにとってある意味最大の苦痛なので、そこを認めてくれている現在の職場は非常に寛大だとありがたく思う。
そう、寛大なのだ。
半年ちょい前のエントリーだが、世界の平和を守ってる男子社員の話を書いた。
この彼はほどなく退職した。クビだったのかどうかは定かでないが、よくまあそんだけ長い期間在籍させ続けたと感心していた。
そのタイミングで新しいパートさんを取ってくれた。
ロクに話したこともないのでどういう人か良く知らないが、たぶん20~30代くらいの、甘えたちゃんなイメージの女性。
週4フルタイムってことで、しっかり育ってくれればある意味わたしより戦力になるだろうと思われた。
環境にも慣れ、順調に馴染んでいったように見えた。
が、ここ数週、体調不良を理由に来たり来なかったり。
ヒーローの彼を髣髴とさせる休み方だ。イヤな予感しかないわ…。
んでまあ、その彼女に限った話じゃないんだが、最近ちょっともやもやしてることがあってだね。
休むのはしょうがない。
そんなんお互い様だ、具合悪い時に無理して出てきて働けなんて言わない。
でも、連絡くらいはちゃんとしようよ。
会社の人から
「今日は体調どう?来れそう?」
って連絡もらってから
「すみません行けません」
って順番おかしいだろうがよ。
会社の人はたいがい寛大で優しい。優し過ぎる。
うちの会社の方々ときたらそんな彼女に
「大丈夫?お大事にね!早く良くなりますように」
ときたもんだ。天使かマジで。
全然関係ないわたしがひとりで脳内うがーってなってるわ。
総じて言えることだと思うんだが、そういう「休み癖」とか「辞め癖」のある人に共通してるのは「仕事の捉え方」。
自分が体調がいい時だけ行けばいい、それは間違いじゃない。
体調が悪い時は休んでいい、それも正しい。
でも学校と違って、仕事はノルマがあるんだ。タスクがあるんだ。
1日でここまで達成していなければならない、絶対やらなければならない、ラインがあるんだ。
ってことを、そもそもわかっていないように感じる。
それに寄与している自覚がないというか、自分がそれをやりとげるための頭数に入っていると思っていないというか。
こういう感じって、飲食だと直結してるからわかりやすい。
本来3人いるべきホールが2人になっちゃったらそりゃもう地獄レベルで忙しい。それで給料同じってんだからイヤになっちまう。
その業界で働く人は多かれ少なかれ休む側にも休まれる側にもなったことがあるから、休むときは早めに連絡、代わりを頼んだり、実際休んだ後は実に申し訳ないと思う。
デスクワークだって達成ラインをずらせるわけじゃないから、結局誰かがワリを食ってる。絶対そうなってるはずだ。
というかむしろそうなっていない=そもそも人員配置に無駄がある、ってことでもある。
当然社員の人たちにどっかでなんかのかたちでしわ寄せが行ってるハズなのだ。
ただ、見えにくい。
飲食みたいにうおーマジキツイー勘弁してーっていちどきに実感できるわけじゃないから、わかりにくいのかもしれない。
わかりにくいけど、さすがにわかっていないわけではないだろう。そこまでアホでもあるまい。
受け容れてるのか、諦めてるのか、そういう事態に慣れ過ぎているのか知らないが、揃ってオトナの笑顔で神対応。
みんなどんだけ人間できてんの。
むしろトサカにきまくってるわたしがオカシイ?キレやすすぎ?もはやいまどきそんなの普通?パートなんててめえの都合で行ったり行かなかったりすることを、迷惑かけてるとも思わずに、ゆとりある自分の生活を第一に、仕事なんて余裕あるときだけ行けばいい、割食ってる人のことなんて正直知ったこっちゃない、のが時代?(興奮しています)
…と、ここまで書いてて気づいたけど、これまんまわたしが考えるパートのスタンスだわ。
ナルホド、言葉で書くとこうなるわけだな。
書くってわたしにとって本当に大事だ。モヤモヤ頭に来てたのが整頓されて目の前にでんと置かれると、いやでもクールダウンする。
だいたいコロコロ仕事変えてるわたしみたいなのの言うこっちゃないよな。さんざんぶっちぎって辞め繰り返してきたくせに、どの口が言うかってなもんだ。
わたしも休みがちな若者も、なんも変わらない。まったく一緒だ。
でもね、そうなんだけど、そうじゃないっていうか。
少なくとも自分はチームを構成するひとりで、そのひとりが抜けたらチームの誰かがそこを守ってくれているのだ、ということを理解してるかしてないかって、結構重要だと思う。
もちろん、理解したうえで、どうでもいいっちゃあどうでもいい、んだけどね。
最近の世の中はたしかにそういう風潮になってきてる。
つまり無理しない、働き過ぎない、会社より自分の人生を豊かに、大事に、みたいな。
それは社員パート関係なくね。
残業が禁止され、休みは休めと言われ、モーレツ社員なんてものはなりを潜めた(うちに1匹いるけどな。そろそろ絶滅危惧種に指定されるかも)。
それが世の中の主流になれば、達成ラインを引き下げねばならない。
そりゃそうだ、生産活動の総時間が減るわけだから、もろもろの達成物も数が減るのは当たり前。
もちろんそれをカバーするためにさまざまな最先端技術が導入されてきているわけだが、技術導入より先に人間様のほうがへばってきてる印象は否めない。
そもそも若者の数が減ってきているのに加えて、じょうぶでバリバリ働ける人間の割合も減って来てるとなれば、豊かな生活の水準も下がらざるをえないんじゃないか。
それに慣れたらみんな働かなくなっちゃうんじゃないか。
なんて心配をモーレツ社員のはむぺむにしたら
「そうなったらまた、少ない中からバリバリ働くやつが出てくるよ」
ああ、うん、働きアリの法則だね。
どうせなら働かない2割のアリで生きた方がラクじゃんと思いつつ、どうでも働いてしまうのはもはや性質なのだろう。
さー、繁忙期、早出週5もかかってこーい!
ま、これはこれで充実してるかな、と思えてしまうくらいには、今の仕事が好きです。
幸せってことだな。(←実際も、脳内もね)