情報量が多すぎて何から書けばいいのやら、長くなりますゆえお暇な方だけお付き合いくださいまし。
とりあえず表題の件。
今度はカツカレーのほうです。カツカレーのほうですよ!(大事なことなので以下略
いやまあ、厳密には全然クビではないんだが、タイトル的にはセンセーショナルでいいじゃない。
うん、なんかね、彼氏の体で話すけどさ。
以下参照
「オマエのこういうところが気に入らないんだよ。
直せないんだったら別れるぞ。さあどうする」
みたいな感じの別れ話を持ってこられたんだよ、しかも結構急に。
まあ急だって感じてたのはわたしだけかもしれんが。
んでもわたしにとっては急だったもんで即答できず。
「わかった、いちおう気を付けてみるよ」
「じゃいいよ、気を付けてさえくれるんならこれからも変わらずやってこうぜ」
みたいになって。
その後冷静になって考え直してみて、いや、これやっぱもう無理だろと。
一回別れ話が出てわだかまっちゃうと、その後の関係を維持構築するのは無理とは言わないけど結構エネルギーが要る。
そこまでリソース割くつもりないわ。
実際ちょうど飽きてきてもいたし、2年目の契約書にサインするときも相当ためらった。
次の恋人(=仕事)はまだなんも目途ついてないけど、せっかく向こうから言ってきてくれたんだし、ってことはわたしがいなくなってもさしあたり困る状況でもないんだろう。
というわけで
「よく考えたんだけど、文句言われたこととかもひっくるめて、なんかもういいや。
今まで結構楽しかったよ、ありがとね」
と相成りました。
具体的な話をするとだね、わたしの問題と言やあ素行以外にほかならぬ。
実際仕事に関しては一定の評価はしてくれていたように思うし、わたしも仕事そのものはほんとうに楽しかった。
でもなんか向こうさん曰く、態度が悪いと。
お客さんには素晴らしいが、従業員同士で。
従業員同士での態度の悪さ、言葉遣いの悪さ、上からな言動、仕事を選ぶ(←この辺は完全に悪意前提の誤解だが説明を省いたわたしも悪いので五分五分)みたいなことを改善してもらわないと、従業員の士気にかかわると。
いちいちごもっともな話だ。
でもこの話、もうちょっとワケありで。
ワケの部分を話さないと伝わらないからまあふんわりと話すんだが。
まず店はバリバリの一族経営だ。
わたしが仲良くしていたのはボス、お父ちゃんに当たる。
で、今回別れ話を上から態度でつきつけてきたのは息子。
ここの世代交代がまさにいま進んでいるところで、ボスはほぼ全部の権限を息子にすでに譲っている。
このふたりのほかに血縁のない社員の従業員が3名いる。
いずれもわたしよりはだいぶ年下で、近頃はそこそこ冗談も言い合えるような仲になってきた、とわたしは思っていたがこれが大間違いだとのちに知ることになる。
さらに忙しい時間のみにボスの奥さん、つまり息子のお母さん(←書いててアホみたいだって思った、そりゃそうだろ)が来るのだが、実はわたしが辞めるに至った一番の要因は彼女だ。
悪い人じゃない。全然ない。いい人だよ。
若い頃から苦労してがんばって今があるんだなって思うし尊敬もしてる。
のだが、一緒に働くのはほんとキツかったんだ。
彼女はほんとに忙しい時だけの要員で、ひたすら補助的業務に専念してくれている。
お店にとってめちゃくちゃありがたい存在だ。
よく店で働いてると感じることがある「あと1人まではいらない、0.5人でいいんだよな」ってときの0.5をまさに果たしてくれている。
長年やってきたことで染みついてるせいか、口うるさいってのは当然にあった。
ただ口うるさいだけなら当たり前なんだよ、誰かが言わなきゃいけないんだから大事なことだよ、うん、わかるよ。
だが、彼女は自分がやらないことにもすさまじく口を出す。
できないのかやらないのか知らないが、とにかく「人を使おう」とする。
人を使う立場の人はそれが当然なんだけど、あまりにその態度が露骨で。
何度「うるせえなわかってんだよそんなこた」「てめえがやれや」って言葉を飲み込んだか知れない。
さらに、おそらくここまで暴虐ボスのせいでパートさんが居着かなかったことも要因だろうが、常に口うるさく言ってないとダメっていう強迫観念みたいのがあるんだろうね、なんでもいいから言ってなきゃ!って感じで、それもこっちにダイレクトに伝わっちゃう。
アホみたいにわかりきってることを何度も何度も諭され、わたしのミスじゃない内容をだからあなたも気を付けてって何度も何度も言われ、あまりにくどいのでそれわたしじゃないですって答えるとわたしじゃなくても聞いておきなさいって叱られる。
ミスは見逃さないが人を褒めると言うことをまるで知らないお方でもあった。
そしてここ大事なんだが、息子のことが大好き。
息子もお母さん大好き。
げに美しき親子愛なんだけどさ、ごめん、なんか無理だよ。
息子が5歳くらいならほほえましいけどさ、もう会社継ぎましょって年になって、息子がこんなすてきな友達とこんなすてきなところへ遊びに行ったのよみたいな話を満面の笑みでされたときに、あ、わたしこの人ダメだってなった。
いい人なんだよ。
でも無理っす。
好きになれない彼女のことをどうしようかと悩んでいたある日、わたしの嫌悪が伝わっていたのだろう、彼女の方から「私のことは透明人間だと思って」という発言があった。
この発言だけ聞くとわたしがさも彼女をシカトしたり悪い態度を取っていたかのように想像されるだろうが、そういうことではなく。ま、滲み出る態度ってのはどうしてもあったんだろうけど。
彼女がいる場所でないとやれない作業があったときに、頼むべきか自分でやるべきかって逡巡する場面が頻繁にあった。
このときの彼女の透明人間発言だ。私がいても気にしないであなたはやることやんなさい、というニュアンス。
これ以降、わたしは彼女に仕事を頼まなくなった。彼女が手を伸ばせば取れるものでも後ろ回り込んで取った。押しのけるようなことこそなかったが、それを受けて彼女がどう感じたかまでは知らないし、推しはかる必要もなかろうと思っていた。
とはいえそこまで透明人間扱いしてたわけじゃないよ。ちゃんとやることやってもらえたときにはお礼も言ってたし、普通に振舞っていたつもりだった、自分では。
向こうにとってはそうじゃなかったんだろうね。
息子から話があったときに、あなたの態度で職場の空気が悪くなるという内容が出てきて正直ものすごくビックリした。
パートさん、バイトさんはとても仲がいいし、従業員それぞれとも冗談を言い合えるようになっていたから、わたしは息子と彼女がいるときだけはできるだけ余計な口を叩かないようにしていた。
ってことは、空気の悪さを体感してるのは(わたしの主観で言えば)そのふたりだけってことになるが。
さらにわたしが気安くボスとバカ話を繰り広げる件についても言及があった。
相手は半引退とはいえ肩書社長。
それを見て「なんであの人だけあんな態度で許されるんだ」ってほかの従業員が感じると秩序が乱れるからやめろと。
うーん。うーーーーーん。わからなくはないんだけどねーーーーー。
それ誰にとってダメだってなるんだろうねーーーー。
もちろん組織なので秩序を大事にしたいという話はわかる。
そしてわたし自身組織に向いていないということも自覚はある。
だからこの話も不承不承ながらもその場はわかりましたと答えたが。
血縁のない従業員からの(言い方悪いが)告げ口を悪意に解釈して至った発言に思えた。
従業員たちと四方山で冗談交じりにしていた話も全部が息子に筒抜けで、そこに従業員たちの意思が乗っていたかどうかはもはやわからないけど、発言のすべてがあきらかに悪意に切り取られていた。
冗談も言えないのかここは。
確かに冗談の通じにくい場所だと思ってはいたが、従業員たちには少しは通じるようになった、とこっちが勝手に思ってしまったことで、筒抜けになってる事実を知り愕然とした。
ほかに指摘されることの多くがお母さんに関すること、彼女が不愉快に感じてるだろうことと言って過言じゃなかった。
ものすごく平ったくして言えば
「お前、俺のオフクロに対する態度を改めろよ!」
ってことだ。
ここに至ってわたしは退職を決めた。
ボスとは仲良くしてる。でもたぶん、そこだけ仲良くなり過ぎたんだ。
ボスにとっては大事な家族、現実的な話をすればこれまで何十年も支えてきてもらって、この先何十年も一緒に暮らして、看取ってもらわねばならない大切なご家族だ。
わたしが居続けて、かつ、息子と母親を好きになれずにいたら、まわりまわってボスにも間違いなく迷惑は掛かる。
それはなんかやだな。
態度を改めて居続けることももちろん選択肢としてはあったけど、べつにここにしがみつかなきゃいけない理由もない。
よしゃ、辞めたろうやないかい、というのが事の顛末。
いまはせいせいしています。
寂しいとかもったいないとか、ほんとに全然ないな。
問題は次なにやるかなんだ。
45歳の無能無資格わがまま女に明日はあるのか!
しばらくは単発系のバイトも楽しそうだなーとか思ってるところです。
そんなわけでカツカレーは来月半ばをもってめでたく退職。
とは言ってもGWがっつり休みとってたので、あと店で働くのはたった2回。
味わって楽しもう。
その後はプー子爆誕です!暇な人遊んでね!←
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