例年「忘年会」といえば店で開催されるものにスタッフとして参加するだけしか縁のないイベントだったが。
先日、自宅ではむぺむの親族を招いて忘年会を開催した。
人を家に招くのは嫌いではない。むしろ好きなほう。
ただ、はむぺむの激務も手伝って夫婦ともに普段は全然やろうとしない、だけ。
今回ははむぺむの親族とあってメニュー選定にも気を使った。
われわれを含めて総勢10名だが、わたしが一番年下という状況のうえ、基本的に彼らは上品な集団で、イイものも食い慣れている。
あんまり家庭的過ぎるのもなあ。茶色い食卓なんてダメ、絶対。
しかしこれでもいちおう飲食店勤務3年超。
自分で作ってるわけじゃないけど、いわゆる宴会コース料理の組み立てはさんざん見てるからどうにか恰好はつくだろう。
ということで1週間前くらいからメニューの組み立て、会場セッティングのイメージ作り作業から入る。
そこでいきなり困ったのが各種設備品の不足。
さいわいテーブルと椅子類は自宅にあるもので足りる。スリッパは全然足りない。あとアイスペール(氷入れるやつね)もない。
このへんは早々にネットで注文。
オーミケンシ Roberta di Camerino(ロベルタ) レッキーニ スリッパ 5足セット 1197291-99
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箸とフォーク、コーヒーカップはデザインはバラバラになるがどうにかあるもので足りそうだ。
だがグラス類と取り皿、箸置きとコースターは少し足らない。
このへんのものは後日100円ショップとリサイクル屋で賄った。
リサイルクショップは食器類は特に、贈答用セットもの未使用とかが充実してるからいいものが安く手に入る。
さて肝心のお料理、自分用備忘録として当日のメニューを載せておく。
・ふかひれスープ
・いくらとクリームチーズのカナッペ
・キム玉子
・黒豚ハム
・サラダ
・ほうれん草の和え物
・あんきも
・刺身盛り
・から揚げ
・そば
・ケーキとコーヒー
マヌケなことに作るのと食うのに忙しすぎて写真を1枚も撮っていない。
せめて並べたとき撮っておけばよかったー!
ふかひれスープとハムはお取り寄せ系の出来合い。
あんきもと刺身は角上魚類で注文、当日朝に取りに行った。
刺身はまぐろ、中トロ、サーモン、鯛とあと2品何だったか忘れた。
醤油用のさしちょこと、あんきもはあさつき、もみじおろしとポン酢。こいつらのせいで取り皿が増える。
キム玉子とほうれん草は日頃食卓に載せるような普段使いの品。
サラダはレタスにトマトとタマゴフィリング、ドレッシングはオリーブ&醤油とにんにくコショウ。
カナッペにはきゅうりを一切れ添えて見栄えよく。クラッカーはナビスコの四角いやつ。
から揚げは近所のお肉屋さんで1キロとかの単位で買ってきて、手間ひまかけて二度揚げ。
そばは乾麺だが久世福商店で購った戸隠八割蕎麦。そばつゆはおそばやさんのそばつゆ。わさびとネギ、刻み海苔に蕎麦湯を添えて。
ケーキはラリーヴで調達。
コーヒーはドルチェ使用。
お酒はウルトラマン社長がくださったやつが大量にあったのでそれを。
ジュースやお茶、水と炭酸は近所の薬局で大量に買ってきた。
お客さま方もそれぞれに手土産を。
手ぶらで来てって言ったのに、みんな持って来すぎだよ。
まあそういうホームパーティー的なもんに慣れてる人たちだから、想定内ではあるけどさ…。
義従妹夫婦はワインとお花。お花素敵すぎ。
つか花持って人んち行くってどんだけセレブ感なのさ。花瓶あってよかった!
義兄もわざわざ都内で購ったというワインを。
ワイン好きが多かったので思わずモエも開けました。
そもそもワイン念頭になかったからグラス全然足りないっちゅーの。
おちょこで飲んだよ!
義従妹はお花が好き
ほかに義従妹夫妻は焼売とお菓子も買ってきてくれました。
みんな大好き崎陽軒。でも60個って買い過ぎです。
スイートポテトが義従妹、どら焼きは義叔母のお土産。
どっちも美味。
義叔母はほかにハンドタオルと、わたしをイメージして作ってくれたという押し花の額を!
伊勢丹の袋に入ってたANNA SUIのかわいいの。
義叔母のイメージそのまんま。
これはメチャクチャ嬉しかったねー。
ちょとピンボケしてるけど、すてきです。どこに飾ろうかしら。
義母はシャインマスカットを2房。これが種無しで皮ごと食えるやつでまた美味。
それにしてもお土産多スギマセンカ。
うれしいけどさ、もうちょっと手加減してよマジで。
逆にこれから行くときにマジで困るわ…。
焼売以外はお土産ものも全部当日に食べました。なんだかんだみんなよく食べたなー。
5時間くらいの宴会でしたが、ちゃんとコースは最後までたどり着けて、嬉しいことに出した料理はほぼ全部食べ尽くしていただけました。
もっと残るかと思ってたけど全然残らず。
もともと私自身は味音痴なので、はむぺむがいくら「オマエの料理はうまい」って誉めてくれても、いまひとつ自信が持てずにいましたが。
今回みんなにあらかた食べ尽くしてもらったことで、贔屓目なしで一般にも通用する程度の物は作れているのだなと改めて確認でき、自信になりました。
作り手としては、出したものをおいしいって言いながら全部食べてもらえることが何よりうれしいよね。
…ってアカン、思考回路がお店の人になっとる。
料理、もっといえば家事の部類は正直好きな方とは言いがたいけど、ヒトを招いてヒトに喜んでもらうのは好きだ。
というか、すごくきれいな言い方をすると「他人の笑顔に奉仕をするのが好き」なんだ。
…ああ、うん、奴隷根性ともいうよね!
ともあれ楽しい忘年会でした。