お金持ちへの恩返しはモノや金では意味がない~OMOTENASHI

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とある平日。

珍しく早めに仕事が片付いたはむぺむが、母の家から戻ったばかりのわたしを連れて外食へ。

 

 

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1軒目は鶏肉大好きはむぺむのリクエストで鶏メインの大衆居酒屋。

 

おめあてはこちらの鶏ユッケ。

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お店イチオシのウマウマチキン(←名前忘れたので勝手に命名)。

スパイス類がメチャクチャ豊富で、鶏っていうよりスナック菓子を食べてる気持ちになってた。

うまいことはうまかった。化学の力の味がする。

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お店を出て2軒目は駅はずれにあるイタリアンへ突撃。

ご自慢の生ハムはまあそれなり。

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カキは季節モノってこともあっておいしかった。

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それほどコスパのいいお店とはいいがたい感じだったけど、おなかすかせてランチとかで来るとまた印象は変わるのかも。

 

お酒をしこたま飲んでいい気分のはむぺむ、きょうはまだこのまま帰りたくないと言い出した。

 

こういうときはたいてい放流の流れになるのだが、この日は珍しくもうちょっと一緒にどこか行くかということになった。

 

 

で、なぜかたるたるのお勤め先のお店へ。

ちょうど宴会がはけたところで、MGRを交えてカウンター席で少し談笑。

ここで社長の話が出た。

 

 

社長の詳しい説明は以下記事参照

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はむぺむもMGRも基本社長が大好き。

特に仕事柄MGRは社長の動向を知っていることが多く、たまたまその日も知っていた。

 

「今日社長たぶん〇〇駅(隣の大きい駅)にいますよ。ナントカいう飲み会あるって言ってたから」

 

それを聞いたはむぺむ

 

「よし行くぞ!」

 

この時点で22時ごろ。翌日はもちろん仕事。

でもこうなると選択肢は行く一択。

わたしの運転で隣駅へ向かう。

 

 

お勤め先の関連店が隣駅にあり、そこも社長の店。

当然スタッフもみんな顔見知り。

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その店に着いてスタッフたちと

 

「いや、今日社長が〇〇駅にいるって情報を聞いたからさ、もしかして会えるかなって思って」

 

なんて話をしてたまさにその瞬間。

 

 

扉が開いて、電話をしながら社長が現れた!

 

 

ちょ、ま、タイミング良すぎでしょ!

舞台だって映画だってこんな神タイミングないわ!

 

 

しかもわれわれにしばらく気づかず。

面白いので息を潜めてほかのお客と社長のやりとりをしばらく盗み聞いて楽しんでいたが、スタッフがバラしてしまいそこからはガーガー楽しく一緒に飲みました。

 

 

そんときの話

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 結局3時ごろに社長に追い出されて帰路につきました。

「オマエら明日も仕事なんだからもう帰れ」

手土産にとなぜか山崎12年を1本持たされた。

いやもう酒はいいってばよ…

 

 

土産はもちろん、この日のお代も結局社長持ち。

立場上仕方ないとはいえ、ホントにいつもあれこれしてもらってばっかりでかえって心苦しいよ。

なんかお返ししたいけどモノとかでは喜ばなそうだし、なんかないの?と帰り際に訊ねると。

 

 

「最近、アホみたいに家庭料理に飢えてるからさ、食べさせてよ」

 

と、意外な発言。

そして実はこの台詞聞くの2回目。

 

連日連夜の美食三昧で心も身体も疲れてるってのは実際のところなんだろうな。

それをわたしの手料理で癒せるとは到底思えないけど、そういうのならなるほど価値というか対価としては妥当かもしれない。

お金で買えるものはお金で買っちゃうからね。

 

でもたぶんシラフだと、しかもはむぺむにはなんとなく言いにくいんだろうな。

なんかこう、社員(部下?)の家に行ってくつろげるのかな?って部分もあるっちゃあるし。

 

なので、この恩返しは叶うかどうか微妙なところ。

わたし的には社長というよりはひとりの友人として招きたい気持ちがあるのだけど、はむぺむと社長がそこらへんどういう感覚なのかわかんないしね。

 

もしもいずれ来てくれることがあれば、めいっぱい肩肘張らない家庭料理でおもてなしする所存です。

 

…ン、それっておもてなしか?

 

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