TOP絵は使い回しのカット的落書きで、本文は過去ログから手を入れずそのまま移植。
だいぶ昔に書いたものなのでいろいろヒドイですが薄目でお読みくだされば幸いです。
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車というのがどうも好きになれない。
乗ってるのも観てるのも嫌いではないが、自分で運転するのがトコトン嫌いなのだ。
でも必要とあらば乗る。もはや現代社会で車を利用せず生きていくほうが難しいと思うから。
オイル交換に某クルマヤさんへ。
ピットに車入れて、ガラス越しに作業状況を眺めることができる。
あの瞬間って、ほんのちょっぴりレース場のピットの雰囲気を味わうことができる、と思う。
ツナギ着て油で真っ黒になりながら汗を浮かべてタイヤ交換してる男の姿には妙にロマン感じるのだ。
まあ本人たちにとっては単に仕事の域を出ないんだろうけどさ。
お店の中では「D-1グランプリ」なるものを放映していた。
なんじゃ?と思ったら、ドリフトグランプリ。
これが意外に面白くて、薄笑い浮かべながらテレビの前に釘付けになってしまった。
アタシは機械にも弱いし車のあーだこーだってのはどうにもよくわからん。
運転も好きじゃないし愛車にこだわろうとも思わんが。
レースってのはどんな形をとってるにせよ面白い。F-1だったりラリーだったり、ルールさえ理解できればドライバーたちの気合とテクニックのぶつかり合いなわけだから、おもしろいのは当然。
「モータースポーツ」。いみじくもスポーツなんだものね。
一度くらいはピットに足を踏み入れて、クルマに賭ける熱い男たちを間近で見たいな、としみじみと感じながらオイル交換にいそしむ青年のさわやかな横顔に見とれていたんだとさ。