お酒を飲むとラーメンが食べたくなるというのは仕様なのかね。刷り込みイメージなのかね。
はむぺむを乗せて少し遠征して久しぶりのもちもちの木へ。
一時かなり流行ったのでご存知の方も多いかね。カップめんにもなってたよね。
安定のおいしさでした。
その翌日だかにドライブ中、くりの木というラーメン屋を発見、なかなかの人気店の様子。突撃。
想像以上においしかった!んだけど、これ昨日食った「もちもちの木」に似てるな…?
店主がもちもちの木出身だそうな。
いわゆる支店ではなく、フランチャイズでもなく、のれん分けって感じでもないのか。屋号は違うけど名前に名残があるからのれん分けの一種と思っていいのか?出身も謳ってるわけだし。
そこらへんの言葉の定義がわたしの中では定かでないのだけど、なんだか不思議な気持ちになりつつおいしくいただいていた。
ある日はむぺむの飲み会お迎えに行くと、個人営業の天ぷら屋さんで飲んだくれていた。
とっくに看板の時間だったのだけど酔っ払いのはむぺむの無理をきいてくれて、ラストオーダーをはるかに過ぎた時間の到着になってしまったわたしにも料理をがっつり出してくれた。
カウンターのみのこじんまりとしたお店で、目の前で揚げたての天ぷらを出してくれる。
メチャクチャ旨い。なんて贅沢。そしてお高い。
いか大葉だったかな。
トウモロコシは感動するレベルで美味でした。
…あれ、この揚げたてを贅沢に食う感じ前にどっかでやったことあるな?
そうそう、天一。
聞けば店主、もともと天一にいたそうな。最近独立してそのお店を持ったのだとか。
天一で見たのと同じような調理器具が並んでいるのを見てとても腑に落ちた。
長年修行していつかは自分の店を持つ、ってのが飲食をやる人の夢みたいなもんだと思うんだが。
実際、独立されるほうとしては基本的には損失しかない、と思うわたしは浅はかなのかなあ?
レシピもノウハウも時間をかけて作り上げてきたいろんなものを、さらに従業員を時間もカネもかけて一人前に育て上げる。
そうしてようやく店のひとつも任せられるくらいに育ったら「独立します」。
独立するほうはもちろんいろんなリスクも負って大勝負に出るわけだから、けしてズルいと思うわけではないけど。
ただされるほうとしては当然、一人前になったら出て行かないで支店でも出してそこを見てもらったほうがはるかに喜ばしいわけじゃない。
終身雇用みたいな意識、生涯かけて会社やお店に尽くします、みたいな意識が薄れまくってきたご時世下では、そうやって独立していく人を押しとどめる手段はすごい雑に行って2つしかない。
会社や社長に心酔させるか
独立を目論めるほど給料や休日を与えないか
どっちにしてもいわゆるブラックになることは否めないね。
もっとも、必ずしも独立が成功を約束してくれるわけじゃない。
自分の城を持って数年で夢破れて店を畳む人も少なくないし、これなら雇われや会社勤めの方がマシだったなって思ってる人も一定数以上いるだろう。
独立するほうされるほう、いろんな思惑が絡み合いながらきょうも新しいお店が出来、また潰れていく。
無責任な消費者としては、そういった背景を勝手に想像しながら街並みがコロコロ変わるのを見るのも興味深いものです。