本日の記事はタイトル通り大腸内視鏡検査についてのお話です。
当記事は医療や薬剤に関する知識を持つ者が書いているものではなく、かつ、医療行為や薬剤についての批評をするものではありません。あくまで受診した個人の感想及びそれを見ていたものによる感想です。ご承知おきくださいまし。
言うまでもありませんがキレイな話でもございません。お食事中の方はすみやかにお引き取りいただきますように。
1週間前くらいに母の家に行って、やれアンテナの取り外しだの台所の模様替えだのトイレ掃除に衣類入れ替えとだいぶコキ使われてきた。
それが今週になってまた電話がかかってきて「ちょっと相談があるんだけど」。
2週間ほど前からときどき差し込むように腹が痛むとのこと。
気になって医者にかかったら、内視鏡検査をしてみましょうと勧められたそうな。
もうかなりの高齢だし、そういう検査は積極的にしておいた方がいい。
やったほうがいいんじゃない、と言うと
「うん、それであさって入院してしあさって検査になるから」
ちょ、早いわ!
もうちょっと時間に余裕を…っていうかもっと早く知らせてくれよ!
「たいした検査じゃないから来なくても大丈夫だよ、ただ同意書みたいなの書いてほしいんだけど」
お気楽なもんだ。自分の年わかってんのかもう。
どうにか都合をつけて入院当日にハンコを携えて病院へ。
病院へ着くと家族の同意書に署名して印鑑をつく。
受ける検査はいわゆる大腸内視鏡検査というもので、下からカメラを入れて大腸内に異常がないか調べるというもの。
わたしはもちろん母も70余年生きてきてはじめての検査と言うことで勝手がわからない。
当日の朝は絶食だそうだが、前日昼と夜はおかゆやスープ程度なら体に入れてもいいそうな。
そのかわり、腸内をキレイにするために洗浄液を大量に飲まされる。
それが今回の病院で導入していた「モビプレップ」というお薬だった。
詳しくは飲み方が動画で紹介されている。
わたしは母が検査を受けている間に院内で流れていたこの動画を3回くらい見た。
もうこれで自分がいつ受けることになっても大丈夫だ。
薬剤を水で溶かして、コップ1杯を15分くらいかけて飲む。
同時にモビプレップの半量の水かお茶を飲む。
それを繰り返して排便を促し、腸の中をきれいにするというもの。
単純に飲まねばならない水分量が相当多いため、普段から水分をあまり摂らない高齢者には少し大変なようだ。
動画では自宅で服用して検査という流れだが(ただしひとりでの服用は避けるように言っている)、なるほど高齢者なら入院したほうが安全だろうね。
というか、そのための入院なんだね。
実際母も何度かもどしてしまったようで、薬がつらかったと言っていた。
どうにか翌日の検査までには腸の中はキレイになったようで、いざスタート。
長くとも30分くらいで終わると聞いていたし実際30分もかからずに終わった。
ただ、痛みはまったくないともっぱら評判だったが母はずいぶん痛かったらしく終始大騒ぎだった。
医者はわたしに会うなりそれについての理由をとうとうと説明する羽目になった。
そんなに気にしなくても、基本的に母は痛がりなの承知してますから大丈夫ですよ。
つかわたしも痛がりだし。
軽めの麻酔を点滴で入れてくれるんだけど、これが全然効かないんだよね。
あのよく「少し頭がぼ-っとしますよ」って言われる薬。全然ぼーっとしない。むしろ意識がハッキリしちゃって敏感になってめちゃくちゃ痛い。わたしも経験あるからわかる。
母も全然麻酔が効かないようで。体質なのかね。
結果的には、腸内は「大変きれい」でした。
高齢者のそれとは思えないほどなーんにも問題なく美しいピンク色の腸でした。
問題なかったことはよかったけど、じゃあ時々起きる腹痛はなんなのかね?
と訊ねたら
「なので、次は胃カメラをやりましょう」。
「ヤダヤダ!絶対ヤダ!」と母はメチャクチャ嫌がっておりましたがまあ近いうち受けることになるでしょう。さすがにこちらは入院の必要はない…かな?
動画の最後に「大腸内視鏡検査は、痛いものでも恥ずかしいものでもありません」と言っていて。
確かに恥ずかしいものではない。というかそんな概念は取っ払ってきちんと検査を受けておくのは健康に生きていくためにとっても重要なことだ。
病気は早く発見するほど完治可能性が上がるだろうからね。
ただし、痛い人はいるみたいです。個体差ありますので全然痛くないよって巷の感想は間に受けないほうが賢明です。
皆様各種検査はためらわずジャンジャン受けましょうね。
健康は何よりの宝ですからね!
え、わたし?
…いやべつに全然お腹痛くないし、しばらくは受けなくてもいいかな!
その後の話はこちら