過日、以前から気になっていた郊外型のファミレス以上本格イタリアン未満、なお店に行ってきました。
さいたま市の「あらじん」というお店。わりとつくりは古い。
われわれはいつもツマミと一品料理、みたいな感じでオーダーするんだが、コースがあるとのことでそちらをセレクト。もちろんはむぺむはワインを飲みながら。
あらじんコース、4000円くらいだったかな。
カトラリーの多さがなんかワクワクしたよ。
前菜4種、どれもイタリアンらしくうまかった。はむぺむはチーズタルトを絶賛。
コースとは別に鶏のフリッタを頼んだ。うまいけど重い!
こちらもコースとは別に頼んだスープ2種。
パスタ。こちらは家人の、お魚メインだったかな
わたしのパスタはトマトベース。麺が少し平べったくて食感が面白かった。
削ってくれるチーズも嬉しい。
お魚は白身。ソースがクリーミーでおいしかった。
家人は鶏肉。ボリューミー。
わたしのお肉はプラス何百円かで牛肉のシャンパーニュなんとか。
これは日本人好みではない、というかわたしの好みではないなあ。
いわゆる肉肉しい感じであったけど、もっと別の調理法で食べたいと思ってしまった。
パンにオリーブ。
デザートは贅沢に4種。でももうおなかいっぱいすぎて苦しかった!
ハーブティ、写真ではわかりにくいけど色がすごくきれいで大変美味でした。
コース料理なんて普段食べ慣れないから、どの程度のボリュームなのかいまひとつ想像しにくくて、欲張ってやれ一品やらスープやら頼んだら最後の方死にそうに苦しかった。
でも幸せだったわー。
コース料理の醍醐味って、自分で選ばないことなんだよね。
全部おまかせ。勝手に用意されたものが勝手に順次提供される。そしてそれを平らげていく、あの片付いて行く感じ。
ズラリと用意されたカトラリーが減っていくさまも楽しい。
ことに日頃から「今日晩御飯何にしようかな」と常に頭を悩ませている(私も含めた)主婦諸君には、「何も考えずとも料理が出てくる」のはこれ以上ない幸せ、だと思うのだが。
選べる幸せがあるのはもちろんだけど、ときには選ぶことさえ手放したいときってあるじゃない。
全部まかせて、そしてそれらがおいしければなお幸せ。言うことない。
てな話をしていたら、はむぺむが
「だから俺は毎日幸せだよ。オマエが出してくれる夕飯は俺にとってコース料理みたいなもんだから」
…あああもう、なんでそういうことさらっと言えるかな。
毎日大変だけどがんばろうって気にさせるのがうまいなあ!
最後はいらんノロケで失礼いたしましたー。ちゃんちゃかちゃんりん。