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読書メモ(青の炎/ゴールデンスランバーほか過去メモ)

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本は、もともと旬をはずして読むタイプ。

漫画をごんまり買うため、いちいち新刊を買ってちゃお財布が痛がるからお安く手に入るようになるまでめったに読まない。

読むペースがめちゃめちゃなので(基本激遅読)、借りるって選択肢もない。

 

せっかく読んでも時間が経つと自分でもビックリするくらい忘れて行ってしまう。

そのためメモ代わりの記録です。

お好きな方はお付き合いください。

 

ときどき口悪いですがあくまでわたしの主観・感想です。

大好きな本がけなされたからと言ってくれぐれも石を投げないでください。そこはスマン、いちおう先に謝っとく。

いや、文句・反論・批判は言ってください好きなだけ。受け入れるかどうかはさておき参考にはさせていただきますので。

あくまでメモなのでたいしたこと書きませんが、未読の方は一応ご注意を。

 

今日のところは一時期だけ記録取ってた頃の過去メモを投下。

それを読み返したらどういう本だったのか自分でも驚くほど鮮明に思い出せた。

一行でも二行でもいいから読み終わった時に自分のために感想は記しておくべきだな…としみじみ。

鉄は熱いうちに打てたあよく言ったもんだ。

 

***

 

ダレン・シャン奇妙なサーカス

 

子供向けの図書なので明るいファンタジーを想像してたんだが、どっちかっつーとホラーだね。苦手なジャンル。

世界観はかなり独特でおもしろいけど、これが子供受けしたってのがむしろ意外。

ハリーポッターのほうがよほどポップで夢があっていいと思うが。

続編がまだ十数冊出てるみたいだけど、読むかどうかは迷い中。読めないことはないレベルだが…。

シリーズ全編既読の方がいたら、全編読むべきか否かこっそり教えてください。

 

 

「青の炎」

青の炎 (角川文庫)

青の炎 (角川文庫)

 

 

映画化された貴志祐介のミステリー。映画は未視聴。

そっちのジャンルは久々に読んだ感があるが、これはものすごい勢いで読み終わった。

主人公が高校生ということもあって、全編を通して優秀な頭脳に稚拙な心理、不安定で一途な精神感が貫いていて、筆も最上級に快く読後の満足感は非常に高かった。

映画の映像をチラ見したことがあったのでイメージがちらついてしまい、舞台が見知っている場所であったこともあり、終始視覚的に読み進めた。

予備知識のない作者の別作品をすぐにでも読みたい。

 

ゲゲゲの女房」 

ゲゲゲの女房

ゲゲゲの女房

 

 

連ドラ原案の半生エッセイ。 さらっと読めたが、特に味のない料理を食べた感じ。

盛り上がる個所もなく淡々と自慢話を聞かされた感じ。

不快感はないが、はーそうでしたか、ってな感想。

 

 

長い長い殺人

長い長い殺人 (光文社文庫)

長い長い殺人 (光文社文庫)

 

 

宮部みゆきの異色ミステリ。この人の作品はわたし過去確か「火車」のみ既読。

財布を語り口にストーリーを組み上げて行くスタイルで、作者の技術の高さにただただ感心。飽きさせず止まらせずちょうどいいスピード感で読み切れた。

難を言えばもうちょっとタイトルどうにかなったよね。

 

***

新刊とかで紹介されてたり、人から勧められた本を「あとで(何年かしたら)読もう」と思って記憶の隅に積んじゃうと、なかなか思い出さないのが現実。

 

なので、こうして突然思い立って読むに至る本はどれも縁があったんだなと思う。

 

最近は漫画ばかり読んでいたけど、活字も読むとやはりいい。かなりまとまった時間を取られてしまうのが難点だが。

 

皮肉なことに、現実の生活にやらねばならんことや考えねばならんことが山積みで、胃が痛いようなときほど読書って進む。

 

***

 

マボロシの鳥」

マボロシの鳥

マボロシの鳥

 

 

爆笑問題太田光の小説デビュー短編集。

爆笑としての著書もかなり読んでる。 結構好き。

筆質の高さは作家顔負けと言ってもいいかな。

 

多少オリジナリティには欠ける印象はあるが、意外なほど全体レベルも高かったし、表題作にはよく個性が出ていた。

個人的には講談調の作品がもっとも気に入った。すばらしいリズム感と疾走感、コレでストーリーがもうちょっと骨太だったらなおよかったが、今後に期待。

色物一本ではなく今後もやってほしいスタイル。

何度も声に出して読みたくなる。

 

 

チーム・バチスタの栄光

チーム・バチスタの栄光

チーム・バチスタの栄光

 

 

海堂尊著。

未見だが、たしかドラマかなんかになってたかな。

いつかのこのミスでべた褒めだったので、実は以前から読みたくて読みたくて、めちゃめちゃ期待してた。

…いやまあ、期待を大きく裏切らない程度には読めたし面白かったけども。

正直ちょっと期待値大きすぎだったか。期待はしすぎちゃいけないな。

筆もしっかりしているし、何より病院モノ裁判モノはなんだかんだ言っておもしろく仕上がっていることが多く、舞台で一本てなところか。

専門知識を有していないと描かれにくい場所を舞台に取ると、それだけでアドバンテージ感はある。

ただ、これがデビュー作と言われるとなるほどそれはすごいかも。

今後読むかと言われると、まあ機会があればってとこ。

 

「死と乙女」

www.kadokawa.co.jp

うっかり20年ぶりくらいの赤川次郎

いやーもう、なんつーか、笑っちゃうな。

すげーな赤川次郎

全然おもしろくないのに止まらない。

質も高いとはいいがたいのに読みやすい。

多作の作家さんの背表紙を本屋とかで見ると全部読むのは無理目だなといつも思うけど、このヒトのだったら結構読み切れる気がする。

本当に不思議なほど軽く素早くお菓子でも食べるような気持ちで気が付くと読み切ってしまう。

おもしろくないし見事に心にもなんにも残らないのに。

これはもう、スキルなんだろうな。赤川次郎マジックだ。

久々に実感、怪物だ。

 

 

「ラヴレター」

ラヴレター

ラヴレター

 

 

岩井俊二著。

映像作家という肩書にふさわしい透明な色彩。

誉める意味合いではなく、失礼ながら少女向けの小説を読んだような感触。

好みの人は好みなのかもしれないが、個人的にはダメ。映像でも見たいとも思わない。

甘々とまではいかないが、心地よいでも弛緩するでもなく、特に心にも残らなかった。

遅読のわたしでも数時間で読了しちゃうほどの薄さだし、さりとて短編のような潔さもなく。

だいぶひどいこと書いてますが、一応最後まで読めたってことで筆はそこまでひどくはないです。

 

 

「獣たちの夜」

獣たちの夜―ブラッド ザ ラストバンパイヤ

獣たちの夜―ブラッド ザ ラストバンパイヤ

 

 

こちらも映像系の方の筆による、押井守著。

無色透明とは程遠いどぎつさ。黒と赤にべっとりと血塗られた、不快感すら覚える印象。

小説と呼ぶべきか惑うほどのぎっしり詰め込まれた文字情報からは、硬質で頑固でオタクなインテリの臭いがプンプンする。

語るべき内容部分としては興味深くはあるが、いわゆる「無知を見下したスタンスからブツブツと自分の知識を壮大に語る」オタクの性質そのままの物語で、どこまで読んでもいっこうにおもしろくなってこず、読了までの道のりはキツかった。

そのくせラストはやけに情緒的に落とすところなど、意図する感覚は十二分にわかるが受け付けない人は受け付けないだろうなと思えた。

世界観は嫌いではないが、じゃあ今後映像を見たいかと言うとノー。

言うまでもなく筆はもっとノーサンキュー。

 

 

ゴールデンスランバー

ゴールデンスランバー

ゴールデンスランバー

 

 

いつだかの本屋大賞受賞作、伊坂幸太郎著。

これは実にすばらしかった。手放しで絶賛。

プロの作家はすごいな。

先日読んだ宮部みゆきといい貴志祐介といい、その筆には金を払ってもいいと思わせるだけのたしかな技術力がある。

わけてもゴールデンスランバーは荒唐無稽で無理のありすぎる話の展開に、卑屈になるでも強引に押し切るでもなく自然と読者を巻き込んでいく包容力がある。

硬質な印象の筆と、乱暴なまでに思えるストーリー展開に、丁寧に作り込まれた真実を織り交ぜることでみごとな世界のバランスを築き上げている。

他作もぜひ読みたい。

 

***

 

前出の本に点数をつけるなら、青の炎とゴールデンスランバーはいずれも相当高い点数が出る。

パッケージされた1冊の本としての完成度は青の炎のほうが若干上回っている印象だが、ゴールデンスランバーはそれを補って余りある丁寧な筆致がモノを言っている。

誰かが書いてたが、漫画やら小説やらはおおいなる空想の産物であり大嘘の羅列だが、そこに真実を混ぜ込むことで話にリアリティが出る、と。

 

真実と作り話のブレンド加減がつまり作者の力量で、もちろん読む側の好みの分かれ目でもある。

書かれるテーマによってブレンド具合もそれを好む客の層も異なるが、どれにも共通して言えるのはやはり筆力は重要である。

多少の拙筆は勢いでなんとかなる部分はあるが、裏を返せばたいして魅力のないストーリーでも筆がよければ読めてしまうということだ。

 

当然のことながら、普通の仕事と同じで文章もおそらくは書けば書くほどうまくなる。

経験がモノを言う、部分は大きい。

厳密には小説家というのは芸術家に分類されないとさえ思う。しいて言うなら職人だ。

 

って、本ばかり読んでると影響されて妙な語り口になるな。

 

***

 

今後もときどき思い出したように読んだ本の感想を書き留めていく予定です。

そのうち漫画や音楽のレビューもちまちまこそこそ始めるかもしれません。

 

そしてそれらは冒頭でもお話しましたが「わたしのわたしによるわたしのための記録記事」になりますので、感想を読んで不快な気持ちになった方がいらしたらごめんね。

 

ともあれ、読書は楽しいな。

 

***

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