不定期でお届けする予定です、わたしの好きなブログの紹介。
本日ご紹介するのは、
クラタイクツさんの「ママゼロできるかな」です。
この人ほんと面白い。歪み過ぎてて!(褒めてます全力で!)
全国にいる56人くらいの刺さる読者のひとりであると自分では思って愛読しています。
いや、そもそもジャンルがママ友だからさ、縁がなさ過ぎるんだけど。
それでもそんなの軽々と越えてくる面白さ。
むしろちゃんとママしてる人の中でこれが「表面的に」刺さる人の方が圧倒的に少ないんだろうな。
おおっぴらにコレ面白いから読んでみて!なんて言おうもんならママ友仲間から総スカン食いそうなやつ。
間違いなく読み手を選ぶ種類のものです。
インスタやらツイッターでママ友警察とかやってて。
ママ界には縁がないわたしでもメチャクチャ楽しめます。
自己紹介の類でもすでに文章がおもしろい。
もうほんと、変な人です(褒めてます全力で2回目!)。
好きな記事はどれって言えないくらいどれもほんと好きだけど、このマウンティングシリーズは秀逸だったなー。
ママ友図鑑は素晴らしい出来です。
自分がどこに所属するのか考えながら読むと楽しさ3倍(当社比)!
該当ジャンルがなかったときの切なさも3倍(当社比)!
で、↑こういう文章の書きかたがクラタイクツさんっぽい、と書いてて思った。
画力や文章力もさることながら、彼女のすごいところはいわゆる構成力(そういう言い方であってるのかは疑問だが)。
なにかに見立てて当てはめていく手法は自分でもよく考えるし好きだけど、ここまであさっての方向からのアプローチだともう他者の追随を許さないレベルの加速ぶり。
駅のホームで白旗振って通過電車を見送る感じ(なんだこれ)。
ママ友関係を寝技の攻防に見立てるってどんだけ斜め上ですか。
もう斜め上とかじゃなくて異次元ですね(と謎の敬語攻撃)。
まともに組み合って勝てる気がしない。
いやまともに組み合ったり勝敗を決める必要なんて全然ないけどさ。
わたし自身は再三書いてるけど社交的なタイプなので
自分がかりにママ友づきあいをする立場にあったとしたら、付き合いを強要しちゃうボスママタイプになっちゃうのかなー、いや思想や嗜好が偏ってるから敬遠されるタイプかなー、なんて思いながら。
人間考察が深すぎて、作者と絡むのが怖くなります。
むしろ自分が書いてることも読まれたくない。読まれると自分がどういう人間かもれなくバレちゃう気がしてさ。
もちろん、普通に書いてることから誰だっていろんな要素を汲み取るだろうし、だから自分がどういう人か知られて困ることではないんだけど。
それ以上に、ささいな言い回しとかから自分では自覚してさえいないアレコレまですっかり分析されちゃいそうな。
なんかそういうレベルの人。
すごい好きだし会ってみたいけど、ちょっと怖い。
無駄に社交的なわたしにとって、「会うのが怖いかも」って思う人はちょっと珍しい。しかも女性で(褒めてます全力で3回目)。
そして会う予定はいまのところありません多分。
怖いもの見たさで会ってみたいけどな。
つい先日、このブログが紙じゃないほうの本になりました。
おめでとうございます!
ママ友いらない、でもちょっとほしいあなたのための ブナンなランチの断り型 (impress QuickBooks)
- 作者: クラタイクツ
- 出版社/メーカー: インプレス
- 発売日: 2018/12/27
- メディア: Kindle版
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さっそく購入。まさに今読み終わりました。
もうホントムカつくくらい面白い…!
ニヤニヤクスクスぶはっ!コンチクショウ!みたいな感じで読んでます。
本が出たことで一段落となったのか、昨年末に定期更新終了のお知らせが。
作者の切り口が大好きなので、これからもジャンルに縛られず思い出した時にでも更新を続けて頂けると嬉しいです。
究極まで研ぎ澄まされた作品は内臓に直に届く感じで精神がちりちりします。
その感じを今後も楽しみにしています(褒めてま以下略)。
百聞は一見に如かず、ぜひ遊びに行ってみてくださいまし。