本を読むのは好きなのに、読んだそばから忘れていく


ここのところ本をずいぶん読んでいる。

 

コンスタントに漫画は読んでいるが、小説の類は自分の中に流行りがあるようで、流行っていない時期は全然読んでいなかったりもする。

まあでも、無趣味なわたしにとっては数少ない趣味と言えるのかな。

 

趣味でもなんでも結構なんだが、わたしは悲しいほどに忘れて行く。

すごい面白がってのめりこむように読むのに、あっという間に忘れちゃう。

読み終わったばかりのラストシーンを数時間で忘れ、登場人物の名前を一晩で忘れ、3日もすりゃ粗筋すら覚束なくなる。

いや、ちょっと忘れ過ぎじゃない?大丈夫、わたし?

 

読書、好きなんだよ。

読んでるときは幸せだし、影響受けまくり、悩んで落ち込み考えて、あるいは泣いて笑って、本を読む以外の行動を全部忘れちゃうくらい、好きなんだよ。

でもほんとうに読み終わると、夢くらいのスピードで遠ざかっていく。

読後感だけがほんのりとあとに残ってて、細部から順にしまいにゃ輪郭まであいまいになっちゃう。

今の今まで会って目の前で顔を見て声を聞いて楽しく話してたけど、じゃあねって別れた瞬間から相手の顔も声も遠ざかって行って、顔も声も名前も、何を話したかも、すごい勢いで忘れちゃう。

会ってたことはたしかだし、楽しかったし、覚えてるんだよ。

でも、会ってたってこと以外はほぼ全部忘れちゃう。

ただ楽しかったなーって思う、感じ。

 

どう考えてもヤバいよな、これ。

注意力散漫なのか、早くもボケてきてるのか、あるいはもともと単にアホなのか、わからんが、せっかく読んだアレコレをこうも見事に忘れてしまうのをどうにかしたい。

 

 

ということで、試験的に読書メモを別ブログにつけていくことにしました。


book.hampemtarutaru.com

 

しばらくはリアルタイムと並行して過去に書いたメモを、基本1日1本ずつ投稿していく感じになります。

どういう形で運用していくかまだあんまり考えていませんが、本がお好きなあなたはお付き合いいただけると嬉しいです。

 

 

とにかく数行でもいい、読んだ本の印象を残してさえおけば、そこから引き出していけることが増えるかもしれん。

まるでとっかかりすら消え失せるほど忘れてしまうので、せっかく読んだはずの本について誰かと語るとき、ビックリするくらいなんも言えねえ。

 

現在進行形で新刊買ってる漫画とかって、基本めっちゃ飛ばし読みするんだけどさ。

それってのは、いつか完結した時に読み返す楽しみがあるからなんだけど。

 

そんなことわざわざ意識しなくても、わたしはきれいさっぱり忘れちゃうから大丈夫だわ。

2回目もまったくはじめて読むような新鮮さで読める。だって覚えてないから。

ある意味お得…なのか?

 

 

さすがに複数回読めばある程度覚えます。

好きなものは何度も読んじゃうから覚える→面白さが深まってまた何度も読みたくなる→何度も読むほど好きになる

って方程式に従うとぜんぜん新しいもの読んでる余裕がないじゃんか。

 

 

覚えておくことを目的に本を読むわけじゃないけど、自分の上を確かに通過している感情があまりに鮮やかに消えていくさまがちょっと恐ろしくなったわけです。

もともと本に限らずなんでも忘れてっちゃうアホなので、今更って気もしますがね。

 

 

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