生活の中で、まったく意識せずに行っていることって多分けっこう多くあって。
あれ、ぼんやり生きてるわたしだけ?
その中のひとつが、ドアの開け閉め。
よく使う扉のそれぞれが、押すのか引くのか、みんな把握してるのかな?
さすがに家の中の各種扉くらいはまあ、冷静に考えれば思い出せる…はず。
ちょっと心許ない扉もあるっちゃあるが、いいことにしておこう。
たとえば集合住宅住まいのわたしは、外に出る通用口が押すのか引くのか今さっきまでまるで把握できていなかった。
自動ドアの正面玄関を除いて通用口はふたつある。
普段から人がいないほうを選択する、ことが優先順位の筆頭のため、両手がふさがっている時に押して出やすいとか考えたこともなかった。
たまたま今朝両手がふさがっており、かつ、人がいない状況で、はたとどっちの扉から出ようか考えて、あれ?どっちが押すのでどっちが引くのだっけ?ってなった。
もう何年住んでんのよ。何千回出入りしてんのよ。
内側から見て、片方は押すので片方は引くのだった。
ちゃんとバランス考えて作られてるんだろうな、となんか感動。
っていうかそういうの気づかずに暮らしてるわたしみたいなやつが使ってるのって、細やかな設計してくれた人も浮かばれないよな、ボーっと生きててごめん。
で、ほかのいろいろも思い出してみる。
会社の出入口ってどっちだったっけ?前いた店の入り口は?スタッフルームの扉は?
レタス工場の入り口ってどっちだったっけ?串揚げ屋はそもそも押し引きするタイプの扉あったっけ?
前に住んでた家は?そのまえに住んでた家は?
…全っっっっ然思い出せません。
基本外に開くタイプ=外から見ると「引く」が多いんだろうとは思うんだけど。
ひと昔前のコンビニとかはそういえば押しても引いてもOKなタイプのドアだったよね。いまでもデパートの入り口とかにあるか。いちおうPUSHとかPULLとか書いてあった気がする。
引くやつなのにせっせと押したり、押すやつなのにすげー引っ張って開かないって騒いだり、つまりそんなふうにして45年生きてきたわけです。
人もいっしょ。
ココロの扉を開けるためには押すのか引くのか把握してから適切な行動をせねばなるまい。
引くタイプのドアなのにいくら押したって、そりゃ開くわきゃないわな。
もっともわたしは対人に関しては押す一択*1なので、それで扉が壊れようが知ったこっちゃありませんが。サイテー。
え、わたし?
そもそも扉がありません。
オールウェイズ開けっ放しですのでどなたでもご自由に出入りどうぞ。
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