なんだかんだ生まれた場所からそう遠く離れることもなく関東在住歴40年を越えたわけだが、正月に箱根駅伝を見ることが習慣になったのは何を隠そうここ十数年のこと。
子供の頃にはまったく文化になく、長距離走自体面白いと思ったことがなかった。
ちなみに言うまでもなく走る方はまったく興味がない。それは今も昔も変わらず。
いまでは毎年見ているし、なんなら冬場にやってるマラソンやら駅伝の類もかなり見ているほう。
ニューイヤー駅伝も、クイーンズ駅伝も見た。
でも誰が勝ったとか、どこが強かったとか、ホントに笑っちゃうほどまるっきり覚えてないんだよね。
誤解を恐れずに言えば、興味ない。
興味ないならなんで見るのさ、って自分でも思うんだけど。
いや、結果には興味ないんだけど、見てるのは面白いんだよね。
ことに箱根駅伝なんかは大学生の青春を賭けた競技なわけで、そこには常にドラマがあって、熱い友情やら熱い涙があって、そういうのをオトナたちが見て楽しむものなんだろうけど、わたしの場合はそういう背景にもまるで興味ない。
はむぺむにも「好きなくせに見てるといっつも寝てるじゃん」と指摘されたが、わたしはそういう類の番組を見ながらよく寝る。
寝ようと思って見てるつもりはないんだが、気付くと寝落ちしている。
で、起きるとまだやってる。
それがなんか、嬉しいんだよ。
F1とかMotoGPとかも同じように好き。陸上の類に比べると勝敗に興味はあるけど、途中で寝るのはやっぱり一緒だ。
あとはやっぱ、小さな積み重ねが差になって表れていくさまが見られるのが面白い、のかな。
なんか好きなんだよね、テレビで見てるのがさ。
沿道で応援しようとは思わないし、まして自分で走ろうなんて微塵も思わないんだけどさ。
「俺、たるたるがなんで箱根駅伝好きなのか知ってるよ」とはむぺむ。
ん?なんか自分でも自覚してない理由があるのかな?と訊ねると
「景色が楽しいんだよ」
あー、うん、それはあるかも!