接客アレコレ

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バイトやパートを渡り歩いて接客歴は無駄に長いです。
もともと好きでやり始めて、いまでも好きでやっています。


接客業が好きな理由はたくさんあります。
単純に人と接するのが好きってのはもちろん、普通に暮らしてるだけでは見ることができない多種多様の人と触れ合えることも面白いし、共通の敵=客を持つことで店側が戦友みたいなノリで団結して働ける雰囲気になることも好き。



そんな接客、長くやってりゃオカシなエピソードもございます。
そんなのをちょっと回想してみましょう。



おもしろいお客さんも多いですが最近は自分(スタッフ側)がおもしろい。
そしてそれはおおいに問題だと自分でも思う

 

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高校時代から店舗を変えながら大学卒業まで勤め上げたのがマクドナルド。アルバイトの定番ですね。小学生の頃から憧れていたので筋金入りです。バイトばかりで回すのが基本の店なので卒業時には(一応)店長代理の名札をつけてました。


そうなると当然クレーム処理の仕事が回ってきます。
「てりやきバーガーを5個買って帰って食ったら腹痛くなった。どうしてくれるんだ!」という電話を受けたことがございまして。
「いやそれただの食いすぎだろ」って言葉をグッと飲みこんで対応してました。


つけ忘れのカフェオレのストロー1本をタクシーで30分かけて届けに行ったこともあります。
もちろんそれはこっちの不手際なので当然なんですが、それを届けさせるほうもなかなかの心臓です。
ここらへんで生意気にも人間についていろいろ勉強させられましたねえ。


1円玉でハンバーガーの代金を払おうとして(もう20年前のことなので当時はまだ「小銭でのお支払いはお断りします」みたいな文化がなかった)、さんざん数えたあげく2円足りなくて「まけてくれ」って真顔で言われたこともありました。まけてあげたい気持ちは山々でもまかんねえよ。


英語でえんえんと求愛らしきものをされたこともあります。メガネのインテリそうな外人さんでしたが英語力皆無のためさっぱり何言ってるかわかりませんでした。昼時の鬼混みマックで女を口説く神経がよくわかりません。しかも相手かまわず来店するたびに毎回やってました。ほかの子がその内容を求愛と言っていたのでたぶんそうだったんだと思いますが、それを聞くまではただのおしゃべりな外人さんだと思ってただただニコニコしてました。


もっとも驚いたのはビッグマックの肉抜きをオーダーされたとき。
お客さんの顔を思わず二度見して納得しました、宗教上の理由で肉がダメなのね!
肉抜きでも料金は満額いただかねばならず申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、当のお客さんはパンと野菜とソースだけのもはやハンバーガーとは呼べない代物を嬉しそうに持ち帰りました。
世の中ホントいろんな人がいるなあ…!


ちなみにその後スーパーでレジ打ちを経験するのですが、客層という意味ではここが最も悪かったです。
毎日のこと、生活に即したことであるせいか、いわゆる飲食業とは違って人の生活との距離がものすごく近いのです。
そのせいでリアルな死活問題も身近に感じる羽目になり、もっとも人間嫌いになってた時期でもあります。
クレームなんかも飲食と比較してもケチくてエグいです。万引きも置き引きも多く、殺伐感が強かったですが経験と言う意味では非常に貴重でした。


あれこれ渡り歩いてきて接したお客の数はもはや星の数ほどになりましたが、接客にはいまだに新鮮な楽しさがあります。
そろそろ年齢的に厳しくなってきているのですが

 

 

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接客する側、される側。
人生やってりゃ少なくともどっちかには必ず属することになるわけですが。


「相手も一個の悩める人間だ」という当たり前すぎる認識を新たにしてみると、なんでもなかった時間に特別なわくわくした感情が生まれるかもしれません。


…その際、マイナスの感情が生まれる可能性もございますが当方で責任は負いかねます、自己責任でお願いいたします。

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根拠なくドイツ好きなわたしには見逃せないドイツ暮らしブログ。
すさまじいクオリティとボリュームで毎日更新中。
どこまでもオープンに人を煙に巻きますが隠しきれない才女ぶりには舌を巻きます
 

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