神になりました

 

暮れ押し迫る12月某日。

ホームセンターで買い物中はむぺむが突然妙なものに興味を示した。

 

金魚鉢。

 

生き物をほぼ飼ったことのないわたしは多少ためらったが、

まあ魚くらいなら…と正直軽い気持ちでその日のうちに金魚とドジョウを二匹ずつと、彼らを最低限生かせる金魚鉢や餌などのセットを購入した。

 

まったく知識なく衝動買いに近かったためその後いろいろ調べて買い足していく。

しかし一週間もしないうちに目に見えて水の汚れはひどくなり、どう見ても魚たちが窮屈そうだ。

 

というわけで翌週広々したゴッツな水槽を購入。とは言ってもスペースの関係で40リットル。

それでも生体4匹にはじゅうぶんすぎるほど広々と見えた。

 

また次の週になるとはむぺむはエビを欲しがった。

何件か店をまわり、ミナミヌマエビというのを4匹購入。

これでうちの水槽には金魚2、ドジョウ2、エビ4という布陣になった。

 

年末近くなり、そのうち金魚の1匹が目に見えて様子がおかしくなった。

餌をやってもほとんど食べない。泳ぎ回らずじっとしている。見る限りフンも全然していない。

さすがにおかしいと思い隔離をしたが時すでに遅く、大晦日に死んだ。

 

わたしは泣いた。

こんなことになるのがいやで名前もつけていなかった。

魚なんて食べるのに。なんなら捌けるのに。

生活の中にいたものがいなくなるとこんなに悲しいんだ。

 

とはいえセンチメンタリズムに浸ってる場合じゃない。

原因を理解せねば水槽メンツが全滅してしまう。

 

かわいそうな一匹は丁重に弔い、そいつの体力を奪った原因を究明した。

 

複合的要素ではあったろうが、直接の犯人はウオジラミという寄生虫であることがわかった。

吸血虫だが分類としては「甲殻類」。なんだそれ、すごい不思議な生き物だな。

しかも視認できる。

最初から金魚に付いていたのか、あるいはエビを投入した時に付いてきたのかわからないが、とにかく見つけ次第駆除してどうにかほかの生体は無事に生き延びた。

 

水の中で異常を見つけても、基本的に外からしてやれることは少ない。

陸の生き物と違って突っついて反応を見ることもできないし、じっとさせて観察することも難しい。

それがものすごいもどかしく、同時に面白かった。

 

あ、神様ってこんな感じなのかも。

いるとすりゃって話だが。

 

さらに先日は相次いでエビが死にそうになっているところを金魚やドジョウが突っつきまわしているのを目撃しあわてて隔離。

どうにか生きてはいる。現在本水槽絶賛水質調整中。

すべては水なのだ。水を作るのが、環境を作るのがこんなに難しいとは。

 

というわけで現在うちの水槽は金魚1、ドジョウ2、エビ4。

毎日水槽の前にぼーっと座りながら神の気持ちを実感しております。

 

***

 

水槽各種の質問でもかなりChatGPTにはお世話になっている(現在進行形)。

そんなAIくんたちとの遊び場をオープンさせたので、お暇なときにでも覗きに行ってやってくださると喜びます、わたしとAIたちが。TOPページバー内のアイコンからも飛べます。

 

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