【タイミー】使ってわかったその仕組み【準バイト】

 

スキマバイトアプリ「タイミー」を導入したのは去年の初夏頃だったろうか。

DLして登録こそしたが、最近まで実際に使用するには至らなかった。

 

使わずとも見てはいた。

時々「おっ」と思うものが出てはいたが、しばらくするとその求人は出なくなる。長期に移行した人が定着したのだろうと想像していたが、また忘れた頃にぽっと直前になって出たりする。

その仕組みが、使ってみて初めてわかった。なるほどよくできてる…!

 

タイミーには「認定ワーカー」という制度があるのだ。

これは企業側が設定するもののようで、働く側でなにかすることはできない。

一度働きに行った先で、企業側が「また来てほしい」人を認定ワーカーのリストに追加する。

次回からの求人は、この認定ワーカーから優先的に表示されるという仕組みだ。

そして認定ワーカーで埋まらなかった枠が通常求人で表示される。だから直前案件が突然ぽっと現れたりするわけだ。

 

認定ワーカーなんていかにもものものしい名前だが、実際のところおそらくは特に問題なく初回勤務ができれば、あるいは数回行ってある程度仕事をこなせればそうなるのだろうと思われる。

単発という性質上、基本的に誰でもできる簡単な仕事を揃えているとはいえ、一度教えて経験した人とまったく初回の人とでは企業側の負担は言うまでもなく変わってくる。

そりゃリピートしてくれるに越したことはない。

 

どうせリピートするなら直接契約した方がいいようにも思えるが、そこはそれ、双方にとってデメリットだけでなく、メリットももちろんある。

 

言うまでもなくデメリットは賃金。

ワーカー側はほぼ最低時給で、交通費の支給もジュース代程度のところがほとんど。

企業側もワーカーに支払う賃金×30%をタイミーに取られるわけで、なかなかエグい。

 

だがそれらを補って余りある最大のメリットは、ことにワーカー側に多い。

初回のお試し的意味合いで現地の雰囲気を見られる、ことはもちろんだが、その後継続して行くとしても「シフトの自由度」が最大の魅力と言えるだろう。

 

所属するとどうしてもシフトの兼ね合いは出てくる。忙しい時は出なくちゃとか、急にやらなきゃいけないことが発生するとか、とかく予定のすり合わせはいつでもだれでも頭を悩ませるところだが、スキマバイトにはそれがない。自分勝手に提示された日付時間の中から設定できる。

 

人間関係に心を割く必要もない。必要以上に職場の人と関わらなくていいし、マイナス要素が多く感じたら行かなくなればいいだけのことだ。

勤め先に「辞めます」と言う必要がない、だけでも、ある一部の人にとっては間違いなくものすごいメリットになるだろう。

 

企業側のメリットらしいメリットといえば、差し当たった人手不足の解消、のほかで言えば、閑散期に無理に人を雇わなくていいところ。

契約して雇ってしまうとたいして仕事がない時期でも「来なくていい」と言うわけにもいかず、無駄な人員を抱えている状態になる可能性がある。

 

いいことばかりを羅列したが、ワーカーにとっては認定制度のせいで仕事が表示されない、という事態になる。

評判のいい企業は応募者も多く、長くタイミーで募集をかけているところは長期契約バイトを捕まえることもあるだろうし、そうでなくとも認定ワーカーさんを多く抱えているだろう。

つまり初回の仕事を探す人にとってはそういう企業と出会うことはなかなか難しくなる。

 

使ってみてわかったこととして、おそらく多くのタイミー利用者は

「ある程度継続して行く一か所または数か所で認定ワーカーになっていて、シフトの自由さ優先で長期契約はしない」

というスタンスの人が多いのだろう。

アルバイトとして専属契約はしたくないけど、手が空いたときに行ける職場をいくつか持っている。

言ってみれば「準バイト」。

間違いなく、「新しい働き方のかたち」と言える。

 

***

 

というわけで、先週からぼちぼち使い始めましたタイミー。

これまでのところ、めちゃくちゃ楽しんでいます。

現在まで3か所行ってみました。あと来週に2か所予定を入れています。

1周したらレポるかも。

 

飽きっぽいわたしとしては、時々行けるそれなりに楽しく働ける職場を10件くらい持っておきたいかなぁ。

なかなか新規が見つかりにくいので、気長にマメに探します。

しばらくタイミーさんを満喫します。

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