五輪とコロナとワクチンと

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 東京五輪、毎日見てます。めちゃくちゃ見てますよ。

いっぽうでコロナ感染は大爆発。

そしてワクチン接種は着実に進んではいるようだが、現場の混乱ぶりがなんかスゴイ。

 

 

お久しぶりです。月日がやばいくらい早い!語彙やばい!

書きたいこと溜めに溜めたままぞっとする速度で暦は流れていきます。

 

 

新しい職場に移ってもう半年が過ぎました。

ムキーと思う瞬間がまったくないではありませんが、かなり快適に楽しく働けています。客商売はやはり楽しく、職場の人たちもよい人ばかりで、ほんと申し訳ないくらいノーストレスで元気に走り回っています。

ほぼ遊びに行ってる。つか趣味。

うん、お店は忙しいししっかりこき使われてるから体力的にはなかなかハードだけど、それもほんとちょうどいい。

 

 

とはいえお店なので、コロナには当然ながら神経質になっており。

マスクに消毒、パーテーションやアルコール制限、黙食のススメと飲食店には負荷のかかるご時勢なのには変わりなく。

 

一時期ワクチンの不足が問題になっていたが、着実に接種自体は進んでいる。

実家の母も、義実家の両親もすでに2回の接種を済ませた。

さらにお勤め先は飲食店ってことで、たぶん商工会とかそういう組織のつながりなんだろう、すでに従業員ほぼ全員が接種済。

 

我が家にも先日ようやく自治体から接種クーポン券なるものが届いた。

どうでもいいけどクーポンって名前にイラっとすんのわたしだけ?

 

 

これでワクチン接種の予約ができるぞ、と勇んでサイトにアクセスするも、接種券番号やらパスワードを入れてもサイトに入れない。

あれー、なんでー?

日にちを改め何度かチャレンジするが頑なに拒否られる。

仕方なく予約電話番号へ問い合わせをすると、年齢制限があるらしく、わたしの歳だと8月末まで予約はできませんとの回答(うちの自治体での話ね、念のため)。

届いた書類にはそんなことまるで書いてなかった。

なんかもうよくわかんない。

現場もいろんな条件が二転三転してんだろうなあ。混乱ぶりが目に浮かぶ。

 

 

なぁんだ、券が来てもまだ接種は予約すらできないのか。

なんて話を四方山のついでに職場の人としていたら、なにやら会社単位で付き合いのある関連病院の人がキャンセルで余ったワクチンを打っちゃいたいので希望者を探してる、と紹介を受け、あれよあれよと数日後の接種が決まった。

ワクチンの性格上準備しちゃうと余りは破棄するしかなく、先方はかなり手当たり次第というか躍起になって当日来れる人を探している、みたいな感じで。

 

うーん、なんかもういろいろおかしい、笑っちゃう。

大変だなぁしみじみほんと。

 

 

ワクチンを打ったからって感染しなくなるわけじゃないし、リスクに関しての検証も十分にされているとは言い難い。

現状ではもしかかってもとりあえず症状が軽く済む可能性がある、程度の認識だ。

 

5年後に死ぬとか、謎のマイクロチップが体内に入れられるとか、いろんなSF妄想も繰り広げられているようだ。

それら全部を否定するつもりはまるでないし、可能性だってまったくないわけじゃない。

もはや何が起きたっておかしかない。

っていうか人生ってそういうもんなんだねって、この年まで生きてきてようやくそういうふうに思えるようになったっていうか。

 

 

じゃあなんで打つのって言われたら、まぁわたしの場合は、ひとつに「ある程度」政府や医療関連従事者に対する信頼がある。

世界中の政府と世界中の医療関連従事者が総力を挙げてこのすさまじい病災に挑んでいる。じゅうぶんな検証期間が持てなかったとはいえ、これがベストではないにしても現在選べるベターである、と提供してくれたものに対しての信頼って意味。

 

もうひとつは「重篤化が防げる可能性がある薬」という選択肢を取らなかったことで後悔する事態になるのがイヤだから。

打っとけばよかった、って思うのはホント避けたい。

 

もちろん言うまでもなく打たなければよかった、って思う可能性もあるわけで、そんときゃそんときだ。しょうがない。

 

やって後悔やらずに後悔、どっちみちってんならわたしは絶対前者を採るから。

生き様としてな。

おーなんかカッコいいじゃんわたし(←アホ)。

 

ワクチンは打とうが打つまいが個人の自由。

 

いっぽうで止まらない感染はどうしたらいいんだろう。

現状で国とか自治体単位で取れる対策なんて、正直もうなんもないよなあ。

緊急事態だって締め付けりゃブーブー文句言って、緩めたら緩めたで人災だってわーわー文句言って、どないせっちゅんじゃ。

「WITHコロナ」ってのは今になっていいフレーズだと思うよ。

ワクチンが行き渡れば楽しく大人数で酒盛りできる日常が戻ってくるかなって思ってたけど、近々では難しそうだ。

見通しが立たないのはなかなかストレスだけど、それこそ特効薬みたいなのができるかもしれんし、ウィルスが弱体化してたいした毒性を持たないものに変化するかもしれん。

もちろん逆の可能性もあるわけで。

薬ができるたびにさらに凶悪に進化して、人類の手に負えないようなキラーウィルスになる可能性だってゼロじゃない。

可能性の話をしたらなんだってあり得るよな。

つまり、全然わかんない。

 

 

そんな中での五輪開催は大変な批判を集めた。

わたしはべつに賛成反対どっちのスタンスでもないが、始まったら始まったでめちゃくちゃ楽しんで観てる。超満喫してる。

むしろコロナで引きこもって暮らすにゃ最高の娯楽を提供してくれてる感じがする。

 

まぁコロナに関係なく、関係者らの黒歴史やらが続々と明るみに出て直前までのすさまじいドタバタ劇だったのを見てると、そこまでしてやる必要あったのかなとは思う。

(過去のあれこれをほじくり返して騒ぎ立てるのも、ある意味コロナで暇だからってのはあるだろうから、無関係とは言えないけど)

 

思うけど、正直開催しない決断をするにはもうとっくに遅すぎたと思うし、やったらやったでどうにかなっちゃうのも事実。

そしていざ開催されればそりゃ大喜びで見るさ。だって面白いもん。

面白いに決まってんじゃん、世界のトップでなお自分を磨き続けてる人たちが一堂に会してその成果を見せてくれるわけだからさ。

 

開会式はそれなりだった印象。それこそ、ベストではないけど混迷の中で選べるベターだったんだろうと。

ドローンの演出はすごく素敵だった。

あとはまぁ、眠気に負ける感じだったな。

 

メダルを期待されていた選手たちが重圧に応えて喜びを表す瞬間は実に素晴らしい。

さほど注目されていなかった選手が一躍時の人になるのを見るのも楽しい。

メダル確実視されていたような選手がビックリするくらいあっさり敗退するのを見るのは少し悲しいが、それもスポーツの世界ではよくあることだ。

みんなそれぞれが、想像もつかないような厳しい練習や自己節制と戦ってきた結果だ。

すべての出場選手ひとりひとりに心から拍手を送りたい。

 

 

そしてこれもいつも書いてることだが、五輪が終わっても人生は続く。

出場選手だけでなく、ボランティアなどで関わった人々すべての経験がその先の人生を彩るものであるよう望む。

って毎度年寄りくせえな我ながら。

 

 

終わってみればやってよかった東京五輪、ってなってるんだろう。

いや、反対を叫んでいた人たちは大失敗、大失態って言うだろうし、そんなのは主観の問題だから意味がない。

いっぽうで止める手段のない感染はこのまま大爆発して、パラリンピックに関しては中止を余儀なくされる可能性は高い。

 

 

仮に東京五輪が中止されていたら、感染はどうなっていたろうかと想像してみる。

たしかに今のような爆発的感染者の広がりは防げていたろうな。

いまの感染爆発自体はまったく五輪のせいじゃない。五輪はほぼ関係ないと言って差し支えないだろう。

でも五輪やるくらいだから出かけてもいいんでしょ?っていう間接的な原因であることは否めない。

 

 

各種スポーツもイベントも全部だめ。出かけるな、人と会うな、酒飲むな。

感染者は減っても根絶は現状難しく、日本中どころか世界中が出口の見えない閉塞感に覆われていたろうな。

そういう意味では強行した東京五輪が、今後の世界におけるイベント等の新しい雛形を作ったと言えなくもない。

というか、日本としてはそうしたかったんだろうなと思う。

だから手探りで乱暴ではあると自覚したうえで開催に踏み切ったと。

 

 

だってホントにどうなるかなんて、全然誰にもわかんねーもん。

感染する性質のものだから感染はそりゃするさ。群れて生きる人類に感染すんなって言ったってそりゃ無茶だ。

じゃあこのまま生活に必要最低限のこと以外すべてを自粛してウィルスがどうにかなるのを待つ?薬ができるのを待つ?

何か月?何年?何十年?ひょっとしたらこのまま一生?

 

 

コロナは間違いなく世界超ド級の病災だ。

だからってウィルスを恐れてすべての経済活動を止めて、ひたすら自粛して暮らすってわけにゃいかない。完全予防や完治が無理で見通しも不透明な以上、並行して動かして行かないといろんなことが絶滅する。

 

もっとも長い目で見れば、この状況がさらに悪化し長く続き、結果人類はほかのヒトとの生身のコミュニケーションを持たず、それぞれが自宅という殻から全く出ずに生き、すべての各種配送は全部ロボまかせ、繁殖すら提出制や徴収制などになっていき、まったく違う形のものに進化していくなんて可能性もあるが。

それこそ出来の悪いSF妄想だな。

 

 

テレビで連日五輪を応援しながら、飲食店で走り回って、ワクチン受けても感染に気を付けながら、出前の飯と酒を涼しい部屋でいただく。

ってのがわたくしの今年の夏の風景です。

さあこの先もろもろどうなっていくんでしょうか。

日々刻々と変わっていく世界のただ中で生きていることが、興味深くあるこの頃。

 

 

世界がどうなろうと、政府がどう言おうと、選択して決定する責務と自由が個々人にはある。言うまでもなくそれが他人に累を及ぼす場合を除いては、だが。

 

わたしはわたしの人生を楽しく生きるために五輪を楽しみ、ワクチンを打ち、数少ない友人と時々個別に会い、あとは大好きなはむぺむと一緒に引きこもる。

てめえの命と人生はてめえで責任持たないと。そこまで国がめんどうみれんよ。

 

 

何年か何十年かあとには「あんときコロナマジ大変だったよね」って言えてればいいなと願いつつ、それでも現在は現在で楽しめてる。

人生は一回きりで今この一瞬も二度と戻らない。

だからってどこへ行って何をしてもいいってわけじゃないけど、許された環境下で楽しみを見つけるのは、これだけいろんなことが充実してる世の中においてはそれほど難しいことじゃない。

 

 

どうせなら、毎日ハッピーでいたいよね。

ってそんなシメでアレですが、頭がハッピーな生き物なので許されて。

 

 

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