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仕事探しは自分探し

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連日コロナの話題を聞かぬ日はありませんが、どこ吹く風できょうも自分語りを。

 

 

前職を辞める決断をしたのは2月のこと。

 

www.hampemtarutaru.com

 

これまでの人生において、幾度も仕事(というほどではない、パートやバイトの類)を変えてきているが、在職中に次の仕事について考える、ことはまったくなかった。

 

 

ありがたいことに経済的に逼迫していない、のがそのおもな理由ではあるが、それだけではない。

店がなくなるとか引っ越しとかのやむにやまれぬ事情か、あるいは衝動に近い感情で辞めるかのどちらかしか経験したことがなかった。

要するに「計画的に辞める」ということをしたことがなかったわけだ。

 

 

したがって毎度辞めた後はぶらぶら暮らす空白期間があったのだが、今回は「仕事を辞めたい」ではなく「仕事を変えたい」という、わりと自分にしては珍しい「自主性」があったため、仕事を持たずに暮らす期間はあまり持ちたくなかった。

 

 

そんなわけで、在職中から次の仕事を具体的に物色し始めた。

 

 

働くにあたってわたしにはさまざまな条件があった。

まず日曜休みは死守したい。平日できれば午前中、長くてせいぜい3,4時間、週に3日以上は働きたくない。むしろなんなら週1だって1日2時間だってかまわない。

家から比較的近くで、チャリでせいぜい30分以内で行けるとこ。

GWもお盆も年末年始もがっちりしっかり休みたい。

わがまま全開。っていうか働きたいって人の条件じゃねえなコレ。

そのかわり、人がいないときとか急に手が足りなくなったときは緊急対応ができますよ、というのが唯一のウリ。

 

 

職種に関しては長年接客飲食に従事してきたため、それにばかり目が行くようになっていたが、現実問題としてかき入れ時の休日に出たくないというのは致命的と言えるし、なにより罪悪感が強い。

それでも短時間でもっとも貢献出来るとしたらそれしかないかなあ。

っていうかスキルがそれしかないしなあ。

好きなんだけど、その畑にこだわるのもどうかと思い、広くさまざまな業種に目をやってみた。

 

 

そうして眺めてみると、まず「看護」「介護」「配送」の求人の多さに改めて驚かされる。いまの世の中を如実に表している。求人広告からでも社会の形って見えるもんだ。

事務や工場といった職種もそれなりに出てはいたが、共通して言えるのは拘束時間が長いこと。

ほとんどどこも9時ー17時または18時、週5日。

週3でいいってところは8時間労働だったり、4時間でいいってところは週5日だったり、とにかくまとまった時間を提供することがまず最低条件。

そりゃそうだよな、雇うほうからすりゃ仕事を任せるわけだし、そんくらい働いてもらわないと任せるどころか覚えてもらうことも難しい。

以前一度だけ期間限定で工場勤務をしたことがあるが、そのときも1日7時間週5日だった。

短期だったからこそどうにか勤まったが、なかなかしんどかったのを覚えている。

 

 

でも、そういやけっこう楽しかったんだよな、工場。

結局拘束時間が長くてシフトの融通がききにくいってことで働く対象としては外してきたけど、仕事自体は嫌いじゃなかった。

いやむしろ黙々と作業するのは好きとさえいる。はむぺむのサポート業務だって、内職的なもんのほうが嬉々としてやってるし。

いやそもそも、わたしほんとに接客好きだったのかな。

条件的に選べる選択肢がほぼそれのみだったから、それが大好き、天職みたいに思い込んでた部分もあるんじゃないのか。

 

 

あっちのレストラン、こっちのカフェと比較的近所の求人はいくつも出ていた。

条件は互いにすり合わせればそのいずれかですぐに働き始めることもできたろうけど、なぜかしら引き続き接客を続ける自分がうまく想像できなかった。

あれ、なんか、もしかして飽きてきてたのかなわたし。

 

 

かといって事務や工場ってなると前述のとおり勤務時間の条件が合いにくい。

というかまず合わない。日曜や長期休みとなれば拘束時間や日数が多くなり、時間短くていいとなれば休日メインやら夜だったり、たまに見つけるいけそうな条件のところは電車に乗らないと通勤厳しい場所だったり。

うーん、これは難航しそうだなあ。

 

 

これまでのわたしなら「まぁいっか、どうにかなるだろ」と条件がたいして合わないところへ考えなしにブッコんで行ったり、あまり気乗りしない仕事でも「まぁいっか、慣れれば楽しくなるだろ」とお得意の見切り発車をかますところなんだが。

そしてそれらは毎度結果的には成功しているし、適応能力のアホみたいに高いわたしにとっては失敗と言える仕事先ってのがあまりないわけだが。

 

 

それでも、今回は自主的に「仕事を変えたい」と考えた以上、辛抱強く丁寧に「条件に合う仕事を探してみよう」と思えた。

期間が長引いてもかまわない、世の中これだけ雑多な会社や仕事があるのだ、わたしの希望内容に合致するような仕事がないとも限らない。

何か月かかかっても、気長に探してみよう。

 

 

求人広告やサイトを巡って1カ月が過ぎた頃、某サイトで「栽培スタッフ」という求人を見つけてはたと手を止めた。

なんか変な物言いだな?農作業でも工場でもなく、栽培?栽培ってからには植物だろうけど?

詳しく見ると、完全室内栽培の野菜を作る植物工場、とのこと。

1日3、4時間、週3日程度、日曜定休。うちからチャリで15分くらいのところ。

うわーマジかこれ!最高じゃね?ピッタリじゃね?

 

 

さっそく打診のメールを送ってみた。ぜひ面接をってがっつくのは控えて、まずは様子見のジャブ。

ひとつ気になっていたのは記事に添えられていた「植物好きな方歓迎」みたいな文言。

いや、植物好きだったことなんて金輪際ないな。まるで興味ない。

前住んでた家では庭に野菜植えてた時期もあったけど、植えてるって表現に謝れってくらい手入れしなかった。

それでもいくつかの野菜は育って食うまでに至ったが、それは土と野菜の生命力のおかげでさ。

オクラなんて衝撃映像ってくらいものすっごでっかくなっちゃって、茹でてすら包丁立たなかったよ。

 

 

メールへの返信はすぐに来た。面接に来てほしい旨、日付と場所が記載されていた。

対応が早く、かつ的確で手短な内容に一気に好感を持った。

デキる会社の対応だ。このスピード感、長らく触れ合ってこなかった種類のものだ。

興味を持ってその会社について調べたらさまざまな記事が出てきて、ますます好感度は上がった。

あとは先方が雇ってくれればって話だが。

 

 

前職のファミレスも残りわずかの一日、面接へ赴いた。

まだなにもないオフィスで同年代くらいの社員さんと面接っていうか面談。

懸案事項のひとつだった大型連休について話した。

「わがままなのはわかってるけど生活スタイルを変えたくはない、希望が通らないならご縁がなかったってことで」

「いや全然大丈夫ですよ、結構人数取る予定ですし」

植物に触れ合ったことがない、ことについてもまるで問題視はされず、それどころかそれまでの職歴等にも全然興味すらないようだった。

わずか20分くらいで話はまとまり、あとはほぼ雑談に近い話をしているうちに次の面接予定者がやってきて、慌ただしく契約書類を手渡されさっさか退散。

 

 

後日改めて採用通知メールが来て、晴れて4月から植物栽培スタッフとなった。

 

 

 

お仕事のアレコレについては今後ちらほら書くかもしれないが、とりあえず今はとても楽しく充実した毎日を過ごしている。

 

ほんの数カ月前の自分は、工場で野菜を育てる仕事をする自分なんて1ミリも想像できなかった。

でも実際ここまで漕ぎつけると、いい年してノーメイクで愛想振りまいてるよりよほど健全な気すらしてる。

 

 

さらに、これは自分でもけっこう意外だったんだけど、前職は体力的にキツかった、ことが比較してわかってきた。

全力で走り回って仕事終わると動けない、買い物する元気もほぼない、状態だったのが、現在では仕事の後であちこち立ち寄って買い物する元気がある。

そのかわり、通勤距離が少し伸びたので、その往復のチャリがちょうどいい運動になっている。陽気もいいし、道もいくつか選べるのでこの時間がまた楽しい。

 

 

仕事で触れ合っているうちに持ち前の好奇心がもくもく湧いてきて、ネットであれこれ調べて自宅で水耕栽培というのをやりだした。

100円ショップで揃うようなものに種と液体肥料を放り込んでの見切り発車。

これがヤバいくらい楽しい。まだ数日だがもう芽が出てきた。

そのうちここでも成長の記録を載せていくかもしれん。

 

 

そのために買ってきた液体肥料を、前職退職時にいただいた花にあげたら目に見えて元気になり、なんかビックリしている。

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もらった花束なんてもれなく数日でダメにしてごみ箱に直行させていたわたしが、手入れして花瓶も変えて、いただいてからもう2週間以上経つのにまだきれいに花を咲かせている。

こんな自分も、これまで出会ったことのない自分だ。

 

 

仕事探しは自分探し。

知らない世界に行くことで知らない自分に会えるのは、たまらなくエキサイティング。

毎日、ほんと楽しいわ。

 

 

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