ああもう書きたいことがたまりすぎてるのに10月が終わるー!
大阪編の続きも、その後のおでかけ記録も、ラグビーとかゲームとか本とか書きたいネタは山盛りなんだけど、どれもいざ書くとなると結構時間がかかる。
なのでまあ、おいおいやっつけていくとして。
新しい店に勤め始めてまる2カ月が経った。
だいぶ馴染んできたというか、慣れてきた。
それほど緊張もしなくなったし、まえほど行くの嫌だって思わなくなった。
できることが増えればそれだけかかる負荷も減るし、自信も取り戻せてくる。
できるようになれば自分の裁量に任せてもらえることも増えるし、そうなれば自由度も広がる。
いい感じで、我慢の時期を乗り越えてそこそこのびのび働けてきている。
そうなれたのには理由があってさ。
理由ってのは、「わたしが店を好きになってきたから」。
なんだそれ、そんな簡単に好きになれれば世話ないよ、と思ったあなた。
そりゃそうだよねー。
最初の印象が悪かったり、雰囲気や働く人が好きになれないと、いくら言い聞かせたって難しいよねー。
わたしもいまの店、否定とかマイナスイメージから入ったからさ。
だけどこれ、案外簡単に解決した。
答えは単純、「店のものを食う」。たったそれだけ。
ほんとアホみたいな話なんだけど、たしかに思い返してみるとわたし過去勤めてきたお店ではどれもこれも例外なく店のものをすごい食ってた。
マック時代もコーヒー屋時代も休憩時間は店のもんばっか食ってたし、なんならオフの日に知らない街へ出かけても好んでそのチェーン店を選んでた。
前の店でも定期的に仕事の後食べるようにしていた。たった3ヵ月で辞めたたこ焼き屋でさえ、勤務してた頃の昼飯は毎度たこ焼きだった。
そうしてせっせと店のものを食べると、どんどんお店への愛着が湧いていく。
気が付けばお勤め先の店を「ウチの店」というほど意識が同化していくのだ。
食べるほど店のことが好きになる。
わたしは胃袋と脳と心が直結しているようだ。
でも、考えてみれば当たり前なんだよね。
食べ物は体を作る。文字通り血肉になる。
売り物を食べてそれをおいしいと感じて初めてお客さんに自信もって勧められるし、どうせならその店の熱心なファンが売っていたほうが店的にもお客さん的にもいいに決まってる。
わたしはものすごく馬鹿正直に店員さんの見本みたいな意識の生き物なんだなあ。
比較的最近に「コンビニ人間」を読んだときに、妙な共感を持った。
母が珍しく買って読んだそうで、それをもらってきて読んだ。
まったく期待せずだったのだが思いのほか面白く一気に読んだ。
自分がお店の一部になるみたいな感覚は、わからなくはない。
でもどっちかっていうとわたしは、お店が自分の一部になる。
そしてそれは、食べた量に比例している気がする。
これからもっと食べて、もっとお店のこと好きになっていくんだろうな。
そう考えると、あんまり好きじゃない食べ物を売ってる店とかでも働いてみたくなるね。
それと、家でご飯を作ってせっせとはんぺんに食べさせることの重要さも再確認した。
食べるほど好きになる、法則が当てはまるとすれば、食べさせるほど愛される!
…ていうかこれ、要するに、餌付けだね?