画像元:RIZIN
6月2日にフジテレビで放送された「RIZIN16」。
見てた人、結構いたよね?
SNS大炎上。ニュースにもかなりあがってた。
いやもう、最低ですよフジテレビ。あまりにもアホすぎる。
なにがどうしたのかすごい雑に説明するとだね。
2時間枠を取って、会場とつないで生中継をしてたわけです。
やはりスポーツ各種は生中継が華ですからね。アツイですからね。
現場の大変さは容易に想像できます。それでも生で見られるのは嬉しいことです。
時間の都合で、全部で3試合しか放送できません。
会場ではテレビ中継に合わせてかなりの時間調整が行われます。
会場はもちろん、PPVとかでも毎回相当待たされます。
それもファンは甘んじて受け入れてくれます。だって格闘技がもっと広く愛されたらファンとしては嬉しいもんね。
というわけで時間調整の末、前2試合は順調にその行程を放送できました。
煽りVを挟みつつ、いよいよメインイベント、那須川天心の試合です。
この試合がもっとも放送したかったものであり、視聴者側にとってももっとも見たいものであることは間違いありません。
1Rが終わりCM。
事件はCMが明けて2R目に起きました。
2R途中、天心のパンチで対戦相手が眉上をカット。
出血があるため、ドクターチェックで試合が止まりました。
なんとフジテレビ、このタイミングでCMをぶっ込みます!
ラウンドごとのインターバルなら時間が決まっているからCMを入れるのは当然だけど、ドクターチェックってどのくらいかかるかわかんないよ?
たしかに長時間かかることもあるけど、たいしたことなければちらっと見てすぐ再開するよ?
格闘技見る人ならそんなん誰でも知ってるよ?
ドクターチェックに入った瞬間、画面右に「続きは60秒後!」みたいな文字が出たのを見たときはイヤな予感しかしなかった。
つかかなり多くの格闘技ファンは「あ、これヤバイやつだ」ってあの瞬間思ったろうな。
案の定過ぎるほど案の定、CM明けのリング上にはすでにマットに伏した対戦相手の姿があった。
かろうじて試合は続けられたがもうダメージは誰が見ても明白で、そのまま勢いで天心が押し切ってKO勝ち。
いちばんキモのシーンがまるまるCM中に終わってしまった形だ。
これはもう、「CM行け!」って言ったやつ大戦犯です。
いや気持ちはわかるよ。現場の混乱ぶりも想像に難くない。
ドクターチェックが秒で終わって試合再開になった時、テレビ関係一同顔面蒼白になったろうし。
ちょっと待って!ってみんな思ってたろうし。
しかもせめて試合に大きな動きがない状態でCM終わるまで…ってたぶんみんな祈ってただろうし。
願いもむなしくダウンシーンが眼前で繰り広げられたときは観客とはまるで違った気持ちで「うわあああああああ」って思ってただろうし。
まさに地獄の60秒だったろうな…
もう現場のことを想像してるこっちの胃が痛いわホントに。
もちろん、野球中継とかといっしょでさ、ホントに見たい、見逃したくない人は会場行ったりPPV見たりするからいいんだけど。
でもそういう問題じゃないでしょ。
決定的瞬間をお見逃しなく!みたいにさんざん宣伝したあげく、決定的瞬間をテレビ側が放送してくれないってほんとアホか。詐欺か。
いっさいの言い訳ができないほどやらかしたよ。まったく弁護してあげられる材料がない。
イベント自体は面白かったよ。選手もスタッフもみんながんばってる。
好きだし変わらず応援してる。
そしてそれを布教しようとしてくれてるフジテレビも応援したいけど、今回のはさすがに酷過ぎる。
現場でCMぶっ込んだ奴、格闘技好きなのか?ホントに?
実はロクに見たことないんじゃねえの?って疑いたくなっちゃう。
ま、ここまでのアクシデントだと逆にもはや現場の混乱ぶりを想像しちゃって別の視点でエキサイティングで面白かったけどね。
でもそんなのは制作側としては本意じゃなかろう。猛省を促したい。
そりゃ炎上するよ、あたりめーだ。