テレビで手品をやっていた。
トランプ系のやつ。スタジオの人達がさも驚いたように驚いた顔を揃えている（日本語不自由）。
こういうの、どうにも信用できない。
誰がどこまで騙されてるのかわからないからなんとなく微妙な心持になる。
そもそも手品自体、ざっくり言うと「術者が観客をだますもの」だから、べつに出演者がほんとうに驚いたかどうかってのは重要じゃないといえばそうとも言えるけど。
でもなんか、特にトランプ系は「どこまで仕込みなの～？」って下衆の勘繰りを思わずしてしまうので、汚れた自分を思い知らされてしまって好きじゃない。
いやまあ、完全に自己都合なんだけどさ。
そんな気持ちを述べようと開いた口からは思いがけない単語が飛び出した。
｢こういうトランプ系の手術はさー｣
うん、手品って言いたかったんだよ。
字面は一緒だけど、読み方すら合ってないよね。
