給食という名のトラウマ

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 TOP絵は使い回しのカット的落書きで、本文は過去ログから手を入れずそのまま移植。

だいぶ昔に書いたものなのでいろいろヒドイですが薄目でお読みくだされば幸いです。

 

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最近、どこぞのテーマパークやら出前屋やらで「懐かしの給食メニュー」を食べよう!みたいなのやってる。

 

今の給食事情は知らないがアタシの時代だと「コッペぱん」「揚げぱん」「ソフトめん」が主流で、やっと「お米の日」とか出来たくらい。

べつにメニュー自体はそうキライでもなかった。まあ、ソフトめんには辟易したが。

 

ところでこの「給食」、もう必ずと言っていいほど誰の口にも上る話題。

運動会や遠足などに比べても派手さはないが、地味に毎日6年間、多い人はさらに3年、6年とそのまま血肉になってきたものだから、印象深いのも当然かもしれない。

 

毎日見知らぬ他人と同じ場所で同じものを食べる。

団体生活ってのはある意味個の抹殺、軍隊チックなところがある。

 

「ピーマン嫌いだから残していいですか」

「ダメ。好き嫌いしないで残さず食べなさい」

誰もがこんな経験あるはずだ。

 

でも家に帰ると関白パパが

「オイ、俺はニンジン嫌いだっていったろ?」

みたいなこと貞淑ママに言ってたりする。

パパはいいのになんでボクは…

 

成長過程の身体にとって必要な栄養素だってことは知識としてはわかるが、赤の他人に喉に詰め込まれるようなもんでもねえだろと思う。無理して食べてさらにキライになっちゃう場合だってある。

 

だが、アタシの場合はちょっと違う。

 

好き嫌いに関しては特になかったのだが、ひたすらに食うのが遅かったのだ。

 

毎日居残って半べそかきながら、元気にドッジボール持って校庭に駆け出していくクラスメートを横目にデザートのリンゴを必死にかじってたりした。

喰い終わる頃には午後の授業開始のチャイムだ。

 

そのトラウマのせいで、中学時代は弁当ほとんど食べなかった。

今でもラーメン屋や牛丼屋に入ると「早く食べなきゃ!」って感じてしまう。

 

どうせ人生食色眠の繰り返し。

もうちょっと食事をゆっくり楽しむことを子供の頃から教えてもいいんじゃなかろうか。 

 

 

4コマ時代にこのネタ書いてた

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