多忙につき絵のみ付けて過去ログから手を入れずそのまま移植。
TOP絵を内容に紐付けるのもさすがにマウスでは難しくなってきたので、しばらくはカット絵的な落書きの使い回し。
だいぶ昔に書いたものなのでいろいろヒドイですが薄目でお読みくだされば幸いです。
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昨今動物愛護法なるものが制定された。
この法律実は歴史が古いものである。
ご存知、徳川第五代将軍綱吉の「お犬様」ではないか。
現在日本で一番多く愛玩動物として飼われているのはおそらく犬であろう。
特に血統書付きの犬は高い値段で取引される。ラブラドールだのチャウチャウだの、ブランド品と同等の扱いと言っていい。
私は昔、犬嫌いであった。
繋がれてない犬など、恐怖の対象ですらあった。
ニュースで犬に噛まれて死んだなどと読むと震えあがっていたものだ。
ドイツでは犬に対する取締りがことのほか厳しいと聞く。
子供の頃は真剣にドイツに住みたいと思っていたくらいだ。
それにしてもブランドで命を左右するのはもってのほかである。
「うちのシベリアンはねえ」と語る奥様がたから間違っても「動物愛護」の単語なぞ聞きたくない。
さらに思い出して欲しいのは1曲の歌である。
「てのひらを太陽に」。
ミミズだってオケラだって皆生きている。友達である。
子供にそんな歌を歌わせて、家では親がビーグルを可愛がりゴキブリを殺す。
同じ生き物でも犬はまだまだ破格の待遇を受けているといえよう。
犬畜生と呼ばれつつも、いまだ時代はお犬様である。