エイプリルフールの記事でも触れましたが、現在のお勤め先店舗が今月いっぱいで閉店します。
お勤め先とは言っても週2,3日しかも2~3時間、日によっては1.5時間とかの超短時間勤務。
基本的にはありがたいことにはむぺむに養ってもらってる優雅なお気楽パートのご身分なので、すぐに次を探さないといけないわけでもないのですが。
オープニングからずっと勤めて来たので、いざ閉店となるとそれはそれは寂しい気持ちになります。
閉店の報せを受けたのは今年の1月頃。
順を追って発表していくとのことだったのでしばらく黙っていないといけなくて、開けっぴろげ通り越して開けっ放しな性質のわたしにはちょっとキツかったです。
ようやく今月1日にお店にも張り紙を出しました。
お客さん全然見てくれてませんが!
特に常連さんは誰ひとり張り紙に気付かない。もう閉まるまで誰も気づいてくれないんじゃないだろうか。
まあそれもいいかな。
これまでもいろんな場所を転々としてきたので、職場と縁が切れたり遠のいたり、場所自体がなくなったりといった経験がなかったわけではありません。
閉店という事態も、20代後半のころ7年近くつとめたスーパーで体験済み。
それでも今回はちょっと特別、さみしさだけでなくいろんな感慨が駆け巡ります。
もちろん開店からずっと携わったというのもあるし、はむぺむの仕事関係だったから職場の人達やお客さんとの距離がより近かったというのもある。
でもそれ以上に、なんというか、ものすごく自分にちょうどいいお店だったんだよね。
正直ただお金を稼ぐことが目的の割り切ったパートなら、こんな気持ちにはなり得ないと思うんだけど。
やっすい時給で短時間で都合のいいように、来いと言ったり来るなと言ったり、あきらかに守備範囲を越えたところまで守って、料理が遅いとブチ切れられたり、酔っ払いに絡まれたり、若い連中のミスをフォローして、ときには高校の部活みたいに走らされてコキ使われても、単純にわたしはお店がとってもとっても好きだった。
楽しかったんだよ、ホント。もはや今となっては楽しい思い出しかない。
お店の民度が高めだったから嫌な思いをしたことが極端に少なかったというのもあるし、一緒に働く人々に非常に恵まれたこともあるし、何よりわたし自身、お店でものすごく成長させてもらった。
接客レベルにはもともと自信があったが、今のお店でそれを確実なものとすることができた。
自分という人間をより深く理解することができた、っていうか。
のこり一か月を切って、これまで以上に店に駆り出されていることは多いですが、その一瞬一瞬がとても貴重な時間。
瞼に、心に、焼き付けて過ごしています。
一か月後にはもうお店がないなんて、まだ信じられない。
しばらくはロスで苦しむかなあ。
それともさっさか次の仕事探して張り切ってるかな。
その「次の仕事」もすぐ見つかるのか、無能無資格の40女にとっては非常に切実に不安ですが。
でもこうして時間が流れ、自分と自分を取り巻く環境も変わって行くという状態自体は嫌いじゃないです。
「万物は流転する」をものすごく体感出来てる感じでさ。
40年以上生きてきて、たった一か月後の自分を全然想像できないって、なんか面白い。
残りのお店で過ごせる時間を、大切に楽しみます。