いまでこそプロ野球はもちろん、高校野球でも掲示板やテレビの表示にも「150km」とかの球速表示が出るのが当たり前だが、なにげにこの球速表示、テレビ中継で取り入れられたのは1979年と、意外と最近(最近…?まあ思ったよりはってニュアンスで)。
スピードガンという名称で親しまれているが、これサランラップとか宅急便と同じで商標登録されている名前だそうな。しいて正確な名称を言うなら「スピード測定器」ってことになるかと。
ただそれだと自動車速度測定器(通称オービス。これも商標!)も含まれるので、通称として球速をはかるものはスピードガンと呼んでいる、みたいな感じでよさそう。
こういうやつ。野球経験者や野球好きにはおなじみだね
で、このスピードガンが導入されたのが1979年と先ほど書いたが、記録が取れるようになってから最初に150kmを投げたのは誰なのか気になって調べた。
どうやら中日の小松辰雄のようだ。「スピードガンの申し子」なんて異名を取っていた。
当時のことをぼんやり思い出すと、155キロで夢のような球速だったよね。
MLBでは1974年にノーラン・ライアンが夢の100マイル超え(約162キロ)をとっくに記録してるわけだけど、日本ではまだまだ150キロを超える投手がゴロゴロいたってわけじゃなかった。
あれから40年、いまじゃ150キロなんて高校野球でお目にかかれちゃうこともある。
それどころか、日本球界でも160キロ以上が複数人記録されているというから改めて驚く。
人って進化するんだねー。
160km/h
藤波晋太郎(阪神・2016年)
スコット・マシソン(巨人・2012年)
林昌勇(ヤクルト・2009年)
161km/h
千賀滉大(ソフトバンク・2019年)←昨日!開幕戦!マジか!
ラファエル・ドリス(阪神・2017年)
ロベルト・スアレス(ソフトバンク・2016年)
由規(ヤクルト・2010年)
162km/h
マーク・クルーン(巨人・2008年)
165km/h
大谷翔平(日本ハム・2016年)
大谷ってのがいかにスゲーのか改めて知らされる感じの記録ですが。
しかし昨日の千賀にはビックリだ。われらがライオンさんの打線も沈黙してたもんなー。
その後ランナーためて穂高の豪快な1号で同点まで追いつくけど、結局延長で大事な初戦を落とした。
悔しい…
試合の内容が去年のクライマックスを見ているようだったよ…。
ともあれこれからは野球のある暮らし。
好きなチームと一喜一憂しながら過ごす季節は楽しいものです。