【結婚に必要な3つの袋】夫婦の条件【それより大事なものは】

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夫婦のかたちってのはほんとに千差万別。

夫婦の数だけ形があると言ってもまったく過言じゃない。

なんぼ好き合って連れ添ったとはいえそもそもがまったくの他人同士が生活を一にしようってんだから、そりゃどうやったって順風満帆なんてわけにゃいかない。

自分ひとりでわがまま放題に生きるのとはわけがちがう。

わかってほしいったってわかってもらえるわきゃないし、相手が自分のことをわかってくれてるって前提で際限なくつけあがると、溝は深まるばっかりだ。

 

 

結婚式の鉄板スピーチに「結婚生活に必要な3つの袋」ってのがあるじゃない。

「給料袋」「堪忍袋」「お袋」。

最近じゃ「胃袋」「玉袋」もよく言われるみたいね。

どれも非常に結婚生活には重要なものだ。

 

と同時に、それらこそが夫婦生活を怪しくする原因でもある。

というか要するにそれらが「人生において重要な案件である」ってことなんだよね。

こうして並べると人間って案外わかりやすい気がするよ。

ひとつずつ見ていってみようか。

 

 

●給料袋

 

生きていくには先立つモノが必要。人間きれいごとじゃ飯食っていけません。

安定した収入があればこそ寒さもしのげるしひもじい思いもせずにすむ。

中身の多寡以前に、なによりもまず家族みんなが最低限の生活ができる程度の収入は必須。

生活に困窮するほど金がないのも困るし、湯水のように使ってよそに異性を囲ったりすればそれはそれで夫婦不和の原因になる。

結局は、どの程度互いの財布を把握できてるかってことが重要になる。

離婚の原因になる大きな理由のひとつだね。

 

 

●堪忍袋

 

これはもう、改めて言及するまでもない。

結婚生活云々じゃなくてそもそも人間が社会で生きていくうえで必須。すぐキレるんじゃお話にならない。

我慢にはあまりにも個人差というか程度があるけど、正直わたしの感覚からいうと「堪忍袋は袋に穴が開いているくらいでちょうどいい」。

なんでもかんでも「我慢してる!堪忍してる!」ってぶち込んでいくと当然いつかは緒が切れる。つか袋自体が破裂する。

なんぼ寛容な人だって袋は無限じゃないもんな。

いい意味で「鈍くなる」ことが多かれ少なかれ大事になってくる。小さい不満をなんぼ貯めこんだところでなんかに化けるわけじゃなし、ポイントついていいもんもらえるわけでもないぜ。

小出しにして喧嘩するなり文句言うなりして中身に余裕を持たせておくか、それが出来ないなら忘れる。しまわない。収納しない。

つまりバカ最強って話。

いやまあ、わたしみたいにバカすぎてもそれはそれで問題あるけども!

 

●お袋

 

多くの結婚で問題として挙げられるのが「嫁姑」。

しかもこの場合のおふくろってのは多くの場合「夫の母」を指す。

同居なんかしようもんならもう目も当てられないほどのひどい目にあってる人、いっぱいいるよね。

義父でも義母でも、もっといえば義兄弟姉妹でも、他人である配偶者以上に遠い他人。

一緒に暮らしてうまくいくわけがない。

よく「家族になる」って表現を使うけど、籍入れたぐらいで他人が家族になれりゃ誰も苦労しません。

夫になろうが妻になろうが義母でも義父でも、もともと他人。長年の環境下で刷り込まれた性癖や持って生まれた性質などがそんな簡単に矯正できるわけもない。

根気強く、長い時間をかけて、落としどころを探していく。

わかりあおうとか家族になろうとか思うから荷が重いんであって、そもそもが他人、距離感的には職場の人と変わらないと思えば少しは気が楽なんじゃないか。

それだけに同居なさってる方はほんとに心から同情するし尊敬する。

ほんとは多少無理してでも別々に住むべきだと思うけど、それこそそう簡単にはいかないのが世の中なんだよねえ。

もともと他人、なのと同じくらい、家族ってのはどこにいようが、どうなろうが、もっというとどれほどクズだったとしても、家族だからな。

家族をやめるのは簡単じゃない。

ものすごく大きな、しかも自分ではどうにもできない部分もある、一生つきまとうどでかい障壁のひとつだと思う。

おなじくらいありがたいものである、とも思ってはいるけどね。

 

●胃袋

 

これ最近言われるようになったみたいだね。

男は胃袋をつかまれると弱いなんて言うけど、料理上手って意味だけじゃないと思う。

食事は人生に欠かせない大事なファクター、それを一緒に楽しく摂れるってこと自体がもっとも重要なんだよね。

自分の好きな食べ物を相手が大きらいで全然食べさせてもらえなかったら、ちょっと切ないじゃない。

好きなものが一緒である必要はないけど、互いの食に関して寛容であることは一緒にいるうえで大切なことだと思う。

もちろん、おうちでごはんをつくることも大事。

外食も楽しいけど疲れるじゃない。

自宅というもっともプライベートな空間で、快適に、しかもおいしいものが食べられるとなれば、そりゃおうちに帰るのも楽しくなるってなもんよ。

だから最悪出前でも…(←コラコラ

 

●玉袋

 

子宝に恵まれるって意味合いで使われることもあるようで。

シモ寄りの話になって恐縮だが夫婦生活においては性生活も重要な一要素。

これのせいで夫婦不和になることも言うまでもないが多い。

不和の原因は性の不一致って意味もあるけど、どっちかっていうといわゆる浮気だの不倫だのって話ね。

浮気癖のある人ってのは実際けっこういる。メチャクチャかっこいい言い方をすると「性に奔放」なタイプ。

そういった人たちってのは、男性は据え膳食わぬは男の恥的な、汚い言い方すれば頓着なく食い散らかす、感じの人が多いけど、女性は恋愛体質ゆえの人が多い印象がある。

面白い、と言ったら不謹慎なんだろうけど、この男女間の温度差って個人的にはとても興味深い。

男は割り切って遊べるけど、女は結婚と言う事実があろうがあるまいが体に心もついてっちゃうわけだね。まあそれでなきゃ女性側は実際のリスクもあるし、風俗の存在の説明もできないわけだから、ある意味当然なんだろうけど。

いずれにせよ、性行為自体のみでなく日頃から多少でもスキンシップを取りつづけることは重要。

触れない期間が長くなると触れにくくなり、触れにくくなるとますます距離が遠ざかりの悪循環に陥ることも少なくない。

触れないと不思議なものだが気持ちもどこか遠ざかる。常に触れていると、その温度がないと不安な気持ちにすらなる。

その感じはもうアレだ、男女云々というより猫に似てる。

なつくとやたらくっついて寝るじゃない。なつかない人にはなつかない。あんな感じ。

 

 

 

さてズラズラと書いてきたが、結局のところ結婚生活にもっとも大切なものはいまあげたどれでもない。

ものすごい安っぽく聞こえるかもしれないけど、「相手を大事に思う」こと。

 

 

いつまでも恋心を持って「好き!愛してる!」って思えれば理想だが、何十年もずっとそういられる幸運な夫婦はごくわずかだ。

まあウチはそうだけど!ってノロケはさておき。

 

恋をしたときは相手に何を捧げてもかまわないって、結構多くの人がそう思える。

恋の相手じゃなくてもいい、親だって子供だって猫だって犬だって、大好き!大切!なんでもしてあげたい!って思える、大切な大切な誰か何かの存在。

長年一緒にいれば、少なからず「情」は生まれる。

苦しんでいればかわいそうだと思うし、喜んでいれば嬉しいなと思える。

そういう感情に名前を付けるとすればやっぱり「愛」なんだよね、陳腐過ぎて我ながら情けないが。

 

 

給料が少ないなら互いに相談して協力して働けばいい。相手を大事に思うならそんなのなんでもないことだ。

些細な意見の食い違いだって歩み寄って意見を交換しようと思える。可能なところは直せばいいし、直せないならどこまで許すか決めて慣れればいい。失うことに比べればたいしたことじゃない。

相手を大好きな気持ちがあれば相手の家族だって愛せるようになる。大事な相手を産み育ててくれた人たちだ。

ゴハンだっておいしいものをおなかいっぱいに食べさせてあげたいと自然料理も工夫するようになる。

ましてや大事な相手以外の異性に触れたいなんて思うわけがない。

どの袋だって、愛があれば乗り越えて行けちゃうのだ。

 

 

加えて世の中の多くの人は「大切なものごと」に対する優先順位を設けていなさすぎる。

アレも好きこれも大事、じゃトラブルが起きないわけがない。

「どうしても失いたくないもっとも大事なもの」を常に中心に据えて、それを守るために不要な危険要素は事前に回避する知恵を駆使せねばならん。

いちばん大事なものを守るためには、ときにはそれ以外のすべてのものを捨てねばならない場面が来ることもあるかもしれない。

それがどれほど非情で残酷なことであっても、相手以外のすべてを永久に失うことであっても、いちばん大事なものを守りたい。

 

という「覚悟」の問題。じっさいにそういう場面がくるかどうかはさておき、本来結婚ってのはそんくらい腹くくってすべきものだと、個人的には思ってる。

もっと言うと、そういう覚悟ができるくらい相手に惚れきってないと、あとで苦労するのは目に見えてる。

 

 

そんくらい覚悟ができてると、人って不思議なもんで、案外なんでも許せちゃったりもする。

というかいちいち腹を立てたり気にしたりするのがアホらしくなる。

そしてそんだけ腹くくってると互いに余裕も出来て、むしろお互いへの敬意と愛も深まってそもそも許す許さないみたいな問題を起こすことも少なくなるわけだ。

 

 

結婚はひとりじゃできない。夫婦はふたりで構成されてる。

当たり前のことのはずなのに、長い年月の中でなぜか自分ばっかりいろんなことを背負いこんでるつもりになったり、相手にばっかり求めたり。

人間なんて本来ワガママだし、自分本位なもんだ。

赤の他人と連れ添うってのになんの覚悟も我慢もなく思い通りに行くなんて思ってるやつは頭がおかしい。

それでも、何を捨てても何を失っても大事にしたい、最優先事項が伴侶であるならば、その結婚生活はきっとうまくいくだろう。そう、愛さえあれば!

 

結婚は愛だけじゃ、って意見は一理も二理もあるけどさ、やっぱりそもそも愛がなけりゃ夫婦だって家庭だって、社会だって地球だって、うまく行かないさ。

 

愛だろ、愛!

 

 

 

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