残念ながら優勝を逃したサッカーアジアカップ。
いやー悔しかったねー。
準決勝:対イラン(1/28)
3ー0
日本得点者:大迫2点(1点はPK)、原口
ゴールに迫るも点につながらず、スコアレスで前半折り返し。
さすがにイランは強いなと見ていたが、後半南野の死んだフリクロス→ハンパない大迫の豪快なヘディングで均衡を破る。
直後に遠藤が負傷、攻守にわたり貢献していただけに心配。替わって塩谷が入る。
それでも流れは変わらず、またもや南野の献身的な動きからPKを獲得しこれを大迫がしっかり決めて2-0。
アディショナルタイムには自力突破で原口が鮮やか過ぎるダメ押し3点目。どんだけスタミナあんの彼、スゲー。
印象の薄い前半だったけど、終わってみれば快勝と言って差支えない内容でした。
決勝:対カタール(2/1)
1-3
日本得点者:南野
なんとなく噛み合わないというか、アレ?アレ?と戸惑っている間に試合が進んで行ってしまった感じの決勝。
スーパー寄せ集め軍団と試合前から囁かれていたカタールだが、なんかすごく「やりにくそう」なチーム。
個々の足元の技術は異常に高いし、チームとしても機能してるのかもだけど、なんだろう、見慣れてないせいなのかな、システム的にぐちゃぐちゃ感が。
誰のマークすんの?みたいにわたわたしてる間に、スルッと入られて点取られちゃうみたいな。
前半早い時間にワールドクラスのオーバーヘッドで1点を先取され、2点目もこれまた豪快なミドルシュート。完全に個人技で押され、まさかの2点ビハインドで前半を折り返す。
それでも後半、武藤を投入した日本は徐々にいい形を作る。
この大会もっとも輝いていた南野が冷静に流し込んでついに反撃の狼煙となる1点をもぎ取る。
カタールは前半から飛ばしまくっていた印象もあり、この時間帯完全に疲れ切っていた。
これは、まだ行ける。見ていた誰もがそう思ったろ。
だが、なかなかゴールを割れない。そうこうしているうちに残り時間が少なくなってきた。カタールのCK時に吉田がエリア内で痛恨のハンド。ダメ押しPKを献上した形になった。
悔しい結果になったアジアカップ。初めて導入されたVARにも泣かされ笑わされ、だったが、VARは仕組みとしては公平でよいと思う。
疑惑の判定が減るだけで選手もファンも余計なストレスは減るしね。
個人的には今大会、中島翔哉の欠場がまことに残念だった。
大会前の代表戦で大活躍していた彼が間違いなく日本の中核を担うと思っていたからさ。
南野と堂安と前線付近を3人でぐるぐるめまぐるしくポジションを入れ替えるさまは、ほんとうに見ていてエキサイティングだった。
今大会ゲームを作ったのは柴崎だと思うが、彼は技術はものすごい高いけど自我が足りないと言うか、控えめな印象がある。
もっと「俺が俺が!」みたいなやつがチームの真ん中にいれば、チームの形も見えやすいし、堂安とか南野みたいな我の強い献身的な選手をうまく回せる。
サッカーってほんとうに「チームプレー」なんだなあ、と今回の大会を見ててしみじみと思った。
その中島翔哉が、移籍先をカタールに決めたようだ。
この決断はなかなか驚きではあるが、今大会の中東勢の大躍進、謎すぎるカタールの妙な強さ、次回W杯開催国であること、いろんなことを考え併せると、中島本人はもちろん、日本代表にとってすら、すばらしい選択ではないかと思う。
正直、中東勢のサッカーへの力の入れようは見ていてビックリした。
いい意味でも悪い意味でも「なりふりかまわず」ただサッカーと向き合っている。
W杯がやってくるってことが、こんなにも国や地域を盛り上げるってことを改めて認識させられた。
サッカーって凄い。
サウジアラビアやUAEは国が裕福だから、国がチケット買って国民に配ってる。サッカーにたいして興味のない国民たちもこぞって見に来る。
宗教や経済でもろもろいろんな壁があって、カタールはいま中東から締め出されているみたいな状態になっているけど、中東はなんと言っても金を持ってる。
ここからW杯まで、各国がどれほど大躍進を遂げるのか怖いくらいだ。
次回は出場自体厳しいんじゃないだろうか、ホント。
いっぽう中国やベトナムなどもうちょっと東のアジア勢は、もう一息といった印象。
かれらのゲーム運びを見ていると、20年くらいまえの日本代表を見ている気持ちになる。
とはいえ進化のスピードは国力、経済などとも関係してくるから、いつまでも日本がアジアの頂点付近に胡坐をかいていられる保証はない。
ああなんかスッゲエ知ったかぶりでアツく語りまくっちゃったけどサッカー全然わかんないから。
わかんないけど、見るのは好き。超エキサイティング。
今回のアジアカップは悔しかったけど、またすばらしいプレーを楽しみにしています。
選手の皆様、くれぐれも体に気を付けて、わたしたちを感動させてください!
国旗はこちらからDLさせていただきました、ありがとうございます。