はむぺむが自宅で使っている仕事用PCが故障。メーカーはhp。
スイッチを入れると青い画面でファンに異常があるよというメッセージが出てしまう。
立ち上げの画面でファンの回転数を変えて、とかいろいろ試していたようだが結局故障ということで修理に出すことになった。
とは言っても相変わらず激務のはむぺむ。
「修理に出す前にシステムのバックアップを取っておかないと」と言うので、正直機械音痴でよくわかんないけどとりあえず体の空いているわたしがそれを担当することになった。
HPのカスタマーセンターに電話でその旨を訊ねるも、バックアップはてめえでやれとにべもないお返事。そりゃそうか。
ネット上で「システム バックアップ」みたいな感じで検索をかけまくる。
どうもやり方を調べると「DVD」でできるとのこと。
そういやたしかに昔のパソコンって、初期化したときとかに使うシステムデータ、CDみたいので4枚とかそういう感じだったなー。
ネット上での情報もかなり錯綜してはいたが、「システム DVD」で調べると「8枚くらい」とか「3時間くらいで終わった」なんて情報もあったので、空のDVDをとりあえず10枚買い求めてきてバックアップを取り始めた。
ひとつの結論に当たるとそれ以外の方角からのアプローチをまるで想像すらせずに、よく調べもせずに見切り発車してしまうのは実にわたしの悪い癖だ。
開始時刻は14:44。
1枚目を焼きはじめるとなかなか順調に見える。この状態なら7~8枚くらいで終わりそうな雰囲気じゃん。なーんだよかったラクショーラクショー。
この時点でhp修理センターに電話を入れ、修理のための集荷受付を済ます。最速で翌日の午前中ということでさっそくお願いした。
1枚目が終わるまで45分程度。
しかし2枚目から妙に進みが悪くなり、イヤな予感。
とりあえずそのまま進行するが、4枚目あたりで嫌な汗が身体を伝いはじめる。
不安になってさらにいろんな単語で詳しく検索をかけると、どうもイマドキのPCの容量をDVDでやるのは現実的でないとの話。
たいていの人が外付けHDD推奨と書いていた。
でもここで引くわけにはいかん。
開始から5時間、6枚目終了で3分の1くらいは来た。このさいだ駆け抜けよう。
翌日の朝イチで引き取りを頼んでしまったし、徹夜の覚悟でまずは追加のDVDを買いに行く。
さきに使ったDVDは書き換え可能な「DVD-RW」。ネットで調べた「システムバックアップの取り方」サイトでそれを使っていたため。
だが値段も張るし、どうせ書き換えて使うことなんてない。ということで次は「DVD-R」を購入。
10枚で足りないともう店が閉まってしまうので、余裕を持って20枚購入。
パソコンのシステムバックアップでDVD30枚買うって、もうこの時点でアホかわたし…ってなった。
帰宅して続き。
10枚目のRWを取り出してRをセットすると、明らかに挙動がちがう。
詳しくは省くが、Rにしたのが結果的に大正解。
1枚当たり45分かかっていたのが25分まで短縮された。
そうして深夜にDVDを焼き続ける事数時間。
永遠に終わらないかと思われた作業はついに終わりの時がやってきた。
画面には「バックアップが完了しました」の文字。
やった、やったよママン!
終了時刻は03:28。のべ13時間にわたる激闘(←?)
使ったDVDの枚数、22枚(システム修復ディスク1枚含む)。
経験値プライスレス!
いやもうね、やりはじめるまえに容量をちゃんと調べて考えておけばこんなことにはならなかったわけでさ。
猛省します。ほんとアホです。
そもそも容量ってのがどれが何を指すのかさえよくわからず手を出してるんだからダメダメです。
DVDって1枚4.7GBじゃん。昔のPCだったらイケてたのかもしれんけど、イマドキのじゃ全然無理じゃね?って気づけよわたし。
でもね、こんなアホみたいな経験をしたからこそ声を大にして言いましょう。
「みなさん、システムバックアップは外付けHDDがオススメですよ!」
どーよこの説得力!
…危ないですから石を投げないでください!