情けは人のためならず

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過去に同タイトルであちこちで何度も書いた記憶があるが。
 
「情けは人の為ならず」という言葉が好き。
 
 
間違った意味で捉えられていることも多いが、本来は「他人に情けをかけることは巡り巡って自分のためになる」という意味(だったハズ)。
座右の銘に近いかも。
 
 
誰かのためにしていることは、すべて、全部、120%の純度で自分のため。
どんなに自分にとって一銭の得にもならないような事柄でも自分のため。
 
 
ただしわたしの場合、いわゆる「人に親切にしておけば自分に巡ってくる」とか「人は助け合って生きるんだから」とかの美しめな道徳心からくるものではない。
どっちかってーともーちょっと俗っぽい。
 
 
ある強風の日、盲目のおじさんが駅ロータリーの車が走るあたりでうろついていたことがあった。
 
わたしは仕事の用事で制服姿でそこを走り抜けた。
用事を済ませ2分くらいで引き返すと、彼はまだそのあたりにいた。
何をしているのかわからなかったが、どうも往生しているように見えた。
 
 
もう開店時間も迫っていたが、気になって彼の傍へ駆け寄る。
「どうかされましたか?」
 
 
聞けば風で帽子が飛ばされてしまったそうな。
探そうにも盲目ではままならず困っていた様子。
見回せば歩道のはしっこのほうにありましたよ帽子。
 
 
拾って手渡すと触って確認してもらい、確認が取れたら挨拶もそこそこに店にダッシュ。
 
 
このときのわたしの心境は
「イイコトしたよね!」でも
「人の役に立つって嬉しいよね!」でも
「他人にやさしい社会でありたいよね!」でもない。
 
 
ありていに言えば
「そういうことをスマートにデキるわたしってステキ!」
である。
(まあ動き的には到底スマートとは言い難いんだが)
 
…こういうこと言ってるから友達がいないんだなたぶん。
まあ今始まったことじゃない。
 
 
 
基本精神が自分ラブ。
 
 
 
だれかのためになにかしてあげてる自分が好き!なのだ。
 

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