もう半月くらいまえになっちゃうが、古い友人をたずねて群馬の奥の方まで遠征してきた。
彼女の妹が亡くなったとの報せを聞いていたにもかかわらず、通夜葬儀に参列できなかったので線香だけでもあげようという目的。
幼い頃に面識もある。お子さんはまだ2歳だそうな。残酷で残念だ。
妹さんをイメージして青系で花束を作ってもらった。
友人には小学生男子がふたりいるのでお菓子のみやげも忘れずにね。
梅林堂の大願成就。わたし最近これ、手土産の定番だな。
線香はこちらを持参しました。木箱の時点ですでにものすっご香りが強い。
自宅にお邪魔して、お線香をあげたらもう目的達成。
とはいえそのままおいとまするのも流石にアレなので、一緒にランチでもと彼女の車で出かけてみた。
なにやら地元の奥様方が集まる人気店だそうな。
カルチャースクールとか、個人出店のお店とかが建物の中に所狭しと入っていて、その一角がレストランというか喫茶コーナーのようになっている。
非常に混み合っていて、いわゆるレストランスペースではなく、建物のいちばん奥の謎の座敷に通された。
もう完全にコンセプト不明。殿様の前に下ろしそうな御簾みたいのとか、昭和色の箪笥の上には売りものの小物が乗っている。3センチくらいの置物で3000円とか結構いい値段がついている。
いやースゴイなこの無秩序さと、にもかかわらずの客入り。
ランチメニューからそれぞれ選んで注文し、待つこと…待つこと…待つこと…さすがに40分を過ぎたあたりから友人がそわそわしはじめた。
「ちょっとさすがに遅いよね?そろそろ怒ろうか?」
文句を言おうにも店員さんも見当たらない。
というかほかのセレクトショップ的なお店にはそれぞれわんさと店員さんがいるんだが、たぶんレストランとは無関係なのだろう。
そしてレストランはなかなかでかいキャパと客入りであるにもかかわらず、少なくともホールはひとりしかいない様子。
おそらく厨房もひとりなのだろう。いや、ひょっとするとホールの人がひとりで厨房も掛け持ちしてる疑惑すら出てくる。
自身が飲食に長く従事しているせいか、わからなくてもいい店の事情がわかるし想像もついてしまう。
怒ったところでなにが解決するわけでもない。おとなしく待つことにした。
時計の針がちょうど1時間経過を指したころに、ようやく食事が出てきた。
とりあえず忘れられていたわけではなかっただけで安心。
友人が頼んだのはナントカ粥。わたしもこれにすりゃよかったなー。
わたしはなぜかよりによってドリアを頼んでいた。
作るのも時間かかるし、食べる方も熱いし…!アホかわたし!
でもちゃんとおいしかったです。
そこまで長い時間待たされることは日頃ないけど、たまには待たされる気持ちを味わうのも悪くない。
普段はどの場面でも「待たせる側」だからさ。
友人と別れて高崎駅へ。
今回は珍しくはむぺむから「高崎行くならだるま弁当買ってきて」とリクエストがあったので弁当屋へ。
あったあった。っていうかそういえば峠の釜めしも定番だっけ。
そりゃ両方買うでしょ。
この香の物みたいなの定番だよね。
食べ終わった後の釜、なんとなく捨てられないで取っておくものベスト5とかに入る。
中身はこんな感じ。普通にウマイ。
だるまは空き容器、貯金箱になるんだよね。
コレ!というものが入っていないわりにおいしいよね。弁当ならでは。
店にお土産買って行こうと思って、だるままんじゅう買ったんだけど。
翌日に持っていくの忘れちゃったので、持って行く気がなくなって自分で食うことにした。
結果的に持っていかなくてもよかった。まあ値段なりっていうか、正直べつにおいしくなかった。
でもデザインはかわいいね。安いし。