背水の方程式

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暮らしてるとどうしても「やりたくないけどやらなければならないこと」が結構たくさん発生する。

たいていはめんどくさくてあんまり嬉しくないから、ついあとまわしにしてしまう。

やりたくないことから先にやっつけていくのが正しい生き様だってわかっちゃいるが、これがなかなか難儀なんだよね。

 


だから、タスクが積まれて積まれてもーいい加減やんないと崩れる!っていうホントにギリギリのギリギリになってようやく手をつける。

 

 

当然山積みになった(脳内の)机の上は散らかり放題、何から手をつければいいか、どころかどこに何が折り重なっているかさえ見当もつかない荒れ果てた状態に途方に暮れるばかり。


だけどやんなきゃ、誰も代わりにやっちゃくれないんだ、とひたすら自分にムチを入れ、どうにかこうにかひとつずつタスクをやっつけていく。

 

 

すすめていくうちに、何度も後悔やら「次こそは計画的に」とさまざまなプラン立てやらが脳内を巡るのだが、すべてのタスクを無事やっつけた瞬間にそれらは全部霧散する。


結果またおんなじことを繰り返すわけだ。

 

 

火事場のクソ力、って言葉があるが、あながちわからない話じゃない。

追い詰められると人間ものすごいパワーを出す。崖っぷちになると信じられない能力を発揮することもしばしば。

 

 

コツコツ10日やってれば1日1時間ですむことを、9日間寝て暮らして前日徹夜で10時間かけてやる。

ウサギとカメではカメさんの地道な努力が評価されるが、最終的に帳尻が合うならウサギさんでも全然OKだよな。

 

到達地点を100キロ先と仮定すれば、カメさんは1日10キロ進む。

ウサギさんは9日は0キロだけど、1日MAXで100キロ進めるわけだ。

もしその力を平時に出せれば10日で1000キロ進める計算になる。

 

 

が、そこはそれ、背中に水を背負わないと力が出せないウサギさん。

9日の充電期間があってこそ1日100キロの荒業に耐えうるんだろうな。

 

 

ガッコの宿題と違い、オトナのタスクは10日後に100キロ地点にいれれば手段も道程も問わない、ものがほとんど。

よってウサギさんでも問題ない。

 

 

ただひとつ問題があるとすれば、ウサギさんは精神的な消耗が激しい。

寝て暮らす9日間もずうっと100キロ行かなきゃってことが気になってはいる。

日が進むほどに焦る気持ちになっていく。

かといってギリギリになるまではどんなに気になってもなかなか重い腰をあげようとはしない。

 

 

コツコツやればいいのに、ってのはウサギさんには釈迦に説法。

 

 

「やばい」「やばい」「やばい」「やばい」「やばい」

「いそげ」「いそげ」「いそげ」

 

=目的達成

 

 

同志ウサギさん、人生ってツライよね!

 

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